おすすめの韓国ヒップホップグループ&ラッパー20選【2022年最新版】

今や、インターナショナルな音楽業界に目を向ける方は、韓国のグループを多少はご存知でしょう。アメリカ合衆国のグラミー賞やMTV AWARDSを始め、世界各地の音楽賞で韓国グループの快進の勢いは留まるところを知りません。昨年のMTV AWARDSは、「K-POPの日」とも呼ばれたほど、韓国勢が大奮闘しました。

アジア発のグループが世界で対等に戦う力があることを証明したのが、彼ら韓国グループでしょう。

当然ながら、韓国は実力派と一言で言っても、様々なジャンル・タイプのアーティストやグループを産み出しています。

本記事では、2022年に押さえておきたい、おすすめのヒップホップグループ(アイドル系含む)・韓国ラッパーをご紹介します。

韓国は音楽性が広いため、可能な限り幅広くピックアップさせていただきました。

ぜひ新たなお気に入りを見つけてください!

 

ヒップホップグループ

BTS

insider.comより出典

「10代、20代に向けられる抑圧や偏見を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」という意味が込められたBTSは、まさに韓国のみならず、アジアを代表するスーパースターでしょう。アメリカ合衆国でのBTSの人気は、本当に圧倒的です。もはや「アジア発のスター」ではなく、普通に世界の人気のスターとしての位置を獲得しています。

現在の世界5大陸すべてでのK-POPブームの火付け役も、BTSでしょう。そしてBTSの人気の定着と共に、一過性の現象ではなくK-POP自体が1つのジャンルとして世界各地で受け入れられ、愛されています。人種の壁を超えて世界中のスターになる、しかも基本的に全て韓国語の歌詞をあらゆる人種・民族のファンが歌う。BTSが実現するまで、誰も想像もしなかったような凄さでしょう。特にアメリカにおいて、人種・宗教の違いを超えて人気のあるアーティストは珍しいことからも、彼らは着実に世界を変えています。

ラップも混ぜて歌えて踊れる上に、パフォーマンスの見せ方の上手さも、彼らが世界を魅了する由縁でしょう。

BTSが2018年に発表した3rdアルバム「ラブ・ユアセルフ 轉’Tear’」はビルボード200チャートで初登場1位に輝きました。この快挙は、アジア人アーティスト初で、英語でないアルバムの首位獲得自身も歴史上5例目です。BTSの実績の驚異的な凄さは、アメリカのビルボード、イギリスのオフィシャルチャート、日本のオリコン、iTunes、Spotify、Apple Musicなど世界有数のチャートでの記録が示しています。現在ではアメリカの3大音楽授賞式である「Billboard Music Awards」や「American Music Awards」、「Grammy Awards」をBTSが席巻するのは「当たり前」に変えてしまいました。

各国での記録を更新し続けているBTSは、今後も更なる進化を見せてくれるでしょう。

BTSについてさらに詳しく知りたい方は「BTSとは? メンバー、ファッション、人気曲まで徹底解説! (映画、SNS情報のおまけ付き)」を参考にしてください。

 


iKON

noraemagazine.comより出典

「韓国(Korea)を代表するアイコン(Icon)」がグループ名の由来であるiKONは、2015年にYG ENTERTAINMENTからデビューした7人組グループです。グループカラーも、サッカーやバレーボールの韓国代表のユニフォームと同じ赤で、韓国を代表する意識を感じさせます。

iKONは、韓国で有名な「K-pop STAR K」や「WIN: Who Is Next」「Show Me The Money」「MIX&MATCH」など4つのオーディション番組・サバイバル番組に練習生時代から参加していたため、デビュー前から高い注目を浴びていました。「MIX&MATCH」では、番組内でデビューするメンバーが決定するたびに、公式サイトがダウンする程の世間の関心度の高さだったそうです。トレンディーなヒップホップが特徴のiKONには、同じ事務所の先輩であるBIGBANGの後継者との呼び声もあります。

日本ではBIGBANGのツアー時にオープニングアクトを務めた経験から、デビュー前に既にiKONの知名度がありました。彼らに対する期待や興味も高く、日本デビューアルバムは初登場1位、日本武道館でのライブ、「日本レコード大賞」の最優秀新人賞、「日本ゴールドディスク大賞」ではニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを獲得の快挙を果たします。さらに、同年2016年には韓国と中国でも新人賞を受賞したため、日本・韓国・中国3ヶ国での初の同時新人賞受賞を達成しました。その後も彼らの勢いは衰えることなく、世界を巻き込んで快進撃を続けています。

iKONについてさらに詳しく知りたい方は「iKON メンバーのプロフィール、ファッション、人気曲をご紹介!!」を参考にしてください。

 


GOT7

billboard.comより出典

GOT7(ガットセブン)は韓国人4人、アメリカ人1人、香港人1人、タイ人1人の7人組多国籍グループです。「Come and get it, GOT7」をキャッチフレーズとするGOT7のグループ名には「幸運を持った多才多能な7人でずっと一緒に行こう」という意味が込められ、実際にメンバー同士の絆の深さがグループに深みを与えています。

「ポスト2PM」と呼ばれる実力派で、歌の上手さ、キレの良いラップや足蹴りやターニングの動作など武術的な要素にB-BOYのスタイルを融合させたマーシャルアーツトリッキングの見せ所なども彼らの魅力です。

韓国だけでなく、日本を含むアジア、そしてアメリカでも様々な記録を打ち立て、受賞もしています。ビルボードのワールド・アルバムチャートでの初登場1位年間ワールド・チャートにもランクインするなど、GOT7は数え切れないほどの功績を納めつつ、今後更新し続けるでしょう。

オーラとオリジナリティ溢れるパワーは、ますます世界の視聴者を虜にする予感です。

GOT7についてさらに詳しく知りたい方は「GOT7 メンバー、ファッション、人気曲まで徹底解説!」を参考にしてください。

 

 


EXO

jik-su.comより出典

韓国と中国を拠点として活動していた「EXO-K」と「EXO-M」が合体して誕生したグループで、美しいボーカルラインとダイナミックなダンスが魅力です。

デビュー直後から爆発的な人気を誇り、売上枚数や各音楽賞の受賞数の両方で多くの記録を更新し続けています。男性の海外アーティストとしては、EXOは史上最速で東京ドームで単独ライブも行いました。

グループのコンセプト「未知の世界からきた新たなスター」通りに、常に新たな挑戦を続けて、進化したパフォーマンスで視聴者を楽しませてくれます。バラードからポップ曲まで歌いこなし、キレの良いラップでEXOは視聴者を魅了できます。

メキシコの人気ポップグループ「Reik」とのコラボレーションやスペイン語をタイトルとした楽曲も発表しており、パフォーマンスも音楽性もやや他のK-POPグループと異なると言えるでしょう。

音楽ジャンルに関わらず、パワフルなサウンドとややハードなラップ、圧巻のダンスパフォーマンスと、「かっこいい」グループであるEXOは、今後も視聴者を楽しませてくれるに違いありません。

EXOについてさらに詳しく知りたい方は「EXO メンバー、ファッション、人気曲まで徹底解説!」を参考にしてください。

 

 


BLACKPINK

K-magazineより出典

最も綺麗な色と言われるピンクを少し否定した「美しいものが全てではない」という意味を込めたグループ名を持つのが、BLACKPINKです。また特別な物の前には「BLACK」がつく名称が多いことから、「スペシャルな女性グループ」をも意味します。

リーダーが存在するのが通常の韓国のグループでは珍しい、あえてリーダーを決めていない程メンバー同士の仲が良いそうです。そのためか、BLACKPINKは一体感のある演出を実現しています。彼女達は韓国や日本などでも次々に記録を塗り替えていますが、アメリカなど世界でも大躍進を続けています。通訳なしでやり取りも出来るため、アメリカのバラエティ番組にも出演をしていて、パワフルな楽曲とは違う媚びないキュートさでも人気を博しているそうです。

2019年にリリースされた「KILL THIS LOVE」は、公式ミュージビデオの再生回数が史上最速で1億回を突破します。Spotifyでは3億回以上、YouTubeでは8億回以上の再生回数を誇り、3つのギネス世界記録の樹立につながりました。さらにシングル「DDU-DU DDU-DU」が、K-POPガールズグループ初、アメリカレコード協会のゴールド認定を果たします。ますます勢いをつけ、同曲の10億回を突破したミュージックビデオの再生回数は未だに止まりそうにありません。

音楽ダウンロード数やミュージックビデオ再生数、ソーシャルメディアのフォロワー数などを合計すると数十億ドルの価値にも値するとされるBLACKPINK。ファッション界も虜にした彼女たちは、それぞれのメンバーがシャネルやセリーヌ、バーバリー等のクチュールメゾンのアンバサダーも務めています。

ただ可愛いだけではない、パワーと実力も兼ね備えたBLACKPINKの快進撃はまだまだ続きそうです。

BLACKPINKについてさらに詳しく知りたい方は「BLACKPINK メンバー、ファッション、楽曲まで徹底解説!」を参考にしてください。

 


EPIK HIGH

kprofile.comより出典

名前の由来が「詩に酔いしれた状態」または「叙事詩的な偉大さ」というEPIK HIGH(エピック・ハイ、韓国語読みではエピカイ)は、韓国出身の3人組ヒップホップユニットです。名前の由来から想像できるように、社会問題などを痛烈に批判した内容が多い点が特徴でしょう。デビュー以降、EPIK HIGHは韓国の様々な音楽賞を受賞しており、iTunesのヒップホップチャートで1位にランクインした程、国内外で評価されています。大半の楽曲を自身で作詞・作曲するEPIK HIGHの歌詞は、詩の表現技法と叙情性・文学性などに重きを置いたオリジナリティの塊です。そして大きな世界観と圧巻のパフォーマンス、常に一歩進んだ音楽的世界観でファンを魅了しています。

2001年の結成以来、色々なアーティストとフーチャリングしており、ニューヒップホップグループとして、ヒップホップ界のみならず韓国音楽界に欠かせない存在でしょう。2011年からはBIGBANGやBLACKPINKなど韓国を代表するアーティストが在籍する大手芸能プロダクションであるYG ENTERTAINMENTに所属し、YGの他のアーティストとのフーチャリングも積極的に行っています。キャッチーな楽曲と強いメッセージ性を込めたEPIK HIGHの才能は、マネジメントを得意とするYG ENTERTAINMENTに所属したことにより、ますます世界中に活動のフィールドを広げることにつながりました。2016年には北米ツアーを敢行し、人気音楽フェスティバルである「Coachella Valley Music and Arts Festival(コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル)」に出演し、新たなファンを獲得し続けています。

間違いなく韓国ヒップホップ界を代表するレジェンドでありながら、自然体を貫くEPIK HIGHは、今までの韓流ブームとも異なる大人の余裕感で勝負するグループです。

EPIK HIGHについてさらに詳しく知りたい方は「韓国ヒップホップユニット EPIK HIGHの歩みと、ファッションと、代表曲と」を参考にしてください。

 


ラッパー

G-DRAGON

nolala.comより出典

韓国が誇る人気グループBIGBANGのリーダー兼プロデューサーとして知られるG-DRAGON(ジードラゴン)は、間違いなく韓国の音楽業界を引率するトップスターでしょう。G-DRAGONは、作曲・作詞も自身で手掛け、年間著作権だけで1億円以上の収入があるとも言われる程の天才的センスを有しています。

彼のスター的なセンスは音楽だけに留まらず、常にG-DRAGONのファッションも注目の的です。彼の持つカリスマオーラを称え、シャネルもG-DRAGONにキャンペーンを依頼したことも納得です。自身でもファッションブランド「PEACEMINUSONE(ピースマイナスワン)」を手掛けており、世界数カ国で店舗を構え、若者を中心に影響を与えています。2016年にはフォーブス紙の選ぶ「30歳以下の最も影響力のある有名人」にも選出され、G-DRAGONの影響力はもはやアジア圏だけに留まらないことが伺えるでしょう。

音楽面では、2001年に13歳の時に当時最年少の韓国人ラッパーとなりますが、G-DRAGONには「自身の英語が下手」という自覚がありました。そこで、近所の友人で後のBIGBANGのメンバーでもあるT.O.P(トップ)と共にダンスやラップの練習を続けます。それがキッカケとなり、BIGBANGの所属先であるYGエンターテインメントとの契約に至りました。

数え切れない程の多くの曲を作曲しているG-DRAGONですが、シングル「Lie」が初ヒットで、続くアルバム「Hot Issue」、シングル「Last Farewell」、アルバム「Stand Up」、シングル「Haru Haru」で実力のある有名作曲家の地位を確立しています。

G-DRAGONについてさらに詳しく知りたい方は「カリスマG-DRAGON 原点から成功の軌跡! ファッション、人気曲もご紹介。」を参考にしてください。

 


Keith Ape

billboard.comより出典

人種の壁を超えて、アメリカ合衆国のヒップホップファンが一目置くラッパーが、Keith Ape(キースエイプ)です。昔から飛び抜けた実力の持ち主だったKeith Apeは、韓国のアンダーグランドシーンの有名ヒップホップ集団である「The Cohort」のクルーでした。2013年当時グループ最年少にも関わらず、Keith Apeはメンバーから天才と呼ばれる程の実力を、既に誇っていたようです。

YouTubeでの再生回数が7,500万回を超える「It G Ma(イッジマ)」は、The CohortのメンバーであるOkasian、プロデューサーのJunior Chefと日本のラッパーであるKohhとLootaと協力して作成した楽曲です。アメリカ合州国で、それまで少なからず感じられていたK-HIPHOPの大衆芸能的イメージを見事に覆しました。韓国(と日本)から発信された楽曲のディープなサウストラップとドープなフロウは、アメリカを中心に世界中のヒップホップファンに衝撃を与えることに成功します。Keith Apeが、K-POPファン以外の各国の音楽メディアやアーティスト、ヒップホップファンからも注目されるキッカケを作ったと、言えるでしょう。現在もKeith Apeは、様々な国のアーティストたちと頻繁にコラボレーションをしながら、世界を魅了し続けています。

Keith Apeについてさらに詳しく知りたい方は「Keith Ape プロフィール、ファッション、代表曲に迫る!」を参考にしてください。

 


HAON

lastfm.comより出典

2018年に韓国で放送されたヒップホップ・サバイバル番組である「高等ラッパー2」で見事優勝を飾り、一躍人気ラッパーの称号を手にしたラッパーがHAON(ハオン)です。「真理を求めて旅立ち、そこで得たものをもとに自分だけの芸術をしたい旅人のキム・ハオンです」の挨拶が、初回から「高等ラッパー2」の視聴者の目を引きました。さらには、第一話のサイファーのバトル中に「職業は旅人。趣味は太極拳、瞑想、読書、映画鑑賞」とラップし、HAONのユニークさでますます注目を集めることとなります。その後も「高等ラッパー2」の番組の期間中も、そしてデビュー以降も彼は哲学的な歌詞など独特のリリックを多く披露し、視聴者にインパクトを与え続けています。加えて、発音や息継ぎなどラップの基礎が完全にマスターできていて、ラッパーとしての実力に文句はつけられません。HAONのキュートな笑顔とポジティブなエネルギーも相乗効果となって、視聴者の心を捉えています。

今や韓国ではHAONを知らないティーンエージャーはいない程の有名人だそうです。実際にデビューから韓国の有名な新人賞の2冠王を達成したHAONは、今後も着実にリスナーを楽しませてくれるでしょう。

HAONについてさらに詳しく知りたい方は「韓国ラッパーHAON 高等ラッパーでの優勝から現在の活動を追う。」を参考にしてください。

 


DPR LIVE

kpopmap.comより出典

DPRとはクリエイター集団「Dream Perfect Regime」の略称で、そのメンバーとして所属するのがLIVEです。DPR LIVEが音楽の道を進むこと決めた際に、自分と合うアーティストと共にDPRを設立しました。プロ集団であるDPRが手掛けるDPR LIVEのミュージックビデオや楽曲は、ハイクオリティーな作品が多く、視聴者を楽しませます。楽曲はDPR LIVEが中心として作成しますが、他のDPRのアーティスト達と一緒に制作して、よりクオリティーを高めるそうです。

DPR LIVEは韓国生まれですが、5歳から高2までグアムで育ったため、英語が堪能です。むしろ子供の時にグアムに移住したため、韓国に帰国後は韓国語や韓国での生活に苦労した経験を持ちます。DPR LIVEのグローバルな感性を感じさせる個性と才能は、かのBADHOPも認めるほどです。

BADHOPが韓国で最も注目するラッパーだけあって、DPR LIVEは人気スターとしては珍しい大手所属事務所の所属ではありません。マネジメントやマーケティングまでこなすクリエイター集団DPRの凄さと、DPR LIVEの才能が伺えます。

英語の歌詞が多く、歌詞としては意味がないシャウトのセンスが光るDPR LIVEのラップは、洋楽ラップが好きな方にも馴染みやすいでしょう。

DPR LIVEについてさらに詳しく知りたい方は「韓国ラッパーDPR LIVE 成功までの道のりと活躍。」を参考にしてください。

 

 


Heize

dailymail.co.ukより出典

10〜20代の女性が最も憧れる有名人として、テレビや広告の起用数がとても多い、目を見張る活躍ぶりをしているラッパーがHeize(ヘイズ)です。ラッパーであるHeizeですが、ポップでメロウというメロディアスな曲も多く、それでいて曲の合間に披露する短いラップに彼女の実力を見せ付けています。

韓国の空前のヒップホップブームの火付け役となったサバイバルテレビ番組「Show Me The Money」の女性版である「UNPRETTY RAP STAR」の2に出演した際に、Heizeはキレのあるラップで視聴者に印象付けました。同時に、出身地である韓国南部の大邱(テグ)方言の可愛さで一気に注目を集め、彼女の人気に火が付くキッカケとなったようです。

Heizeは小さい頃からクラシック音楽に触れ、小学生の頃には本格的にピアノやチェロにも挑戦していました。そして、高校生の時に友人の影響でヒップホップを聴くようになり、さらに作詞・作曲にも興味を持ち始めます。実際に、Heizeの高校の頃の趣味は、作詞・作曲・ラップ作りだったそうです。

Heizeによると、彼女のラップは「自分Heizeというジャンル」(某インタビューで答えてくれているのですが、日本語でした!)で、内省的な世界感も大切にしたセンチメンタルな曲が多く、「どこまでも自分に正直」を貫いています。

彼女の正直さとリスナーの琴線に触れる楽曲は、視聴者を虜にしながら、今後も活躍の場を広げるでしょう。

Heizeについてさらに詳しく知りたい方は「Heize ラッパー人生、ファッション、代表曲を解説します。」を参考にしてください。

 


Woo

channel-korea.comより出典

ラップサバイバルオーディション「Show Me The Money」で独特の深い歌詞で注目を集めたのが、Wooこと本名ウ・ウォンジェです。彼の戦った「Show Me The Money6」では3位という好成績を納め、以降色々なコンサートやイベントに出演し活躍しています。

WooはディスやSwagはせず「自分の話と自分の状況だけ話したい」と「Show Me The Money6」出演時にラップに挑戦する理由を語りました。また「それだけが上手く伝われば合格できると思う」と語っており、その姿勢を貫き、注目を浴びるラッパーに成長しています。「特別な事情や事件なく育った平凡な人生」という彼の等身大の歌詞は、暗く事情の深い歌詞で、真剣な姿とラップの実力と共にリスナーの目を奪いました。

自身で「非常に敏感で感情的な人間」だと認めるWooは、実際に「イジメに近い対人関係」の経験があり、サバサバした性格が小心者のようになってしまったそうです。「うつ病で不安障害、最近ではパニック障害に悩まされている」と「Show Me The Money6」の決勝前に語っていたWooの精神状況は心配ですが、だからこそリスナーの感情に強く訴えかけるフロウと文学的な歌詞が生まれるのでしょう。

「僕の音楽を通して、行動や考えを変えないでください。中略 ただ共感と癒しが欲しいという幼い心でやっている音楽です」とたくさんの感謝と共に挨拶をしたウ・ウォンジェ。その姿は、器の大きな成熟した精神力を感じさせました。今後も、彼は自身のストーリーでより多くの視聴者の心を掴み続けるでしょう。

Wooについてさらに詳しく知りたい方は「韓国ラッパーWoo 生い立ちから人気ラッパーになるまでの道のり。」を参考にしてください。

 


Kid Milli

lastfm.comより出典

幼少期から常に音楽に囲まれて育ったKid Milli(キド・ミリ)は、韓国が世界に誇るラッパーと言って良いでしょう。卓越した音楽スキルとテクニックで、多くのマニアをもファンにして魅了し続けています。韓国のヒップホップ人気の火付け役であるKid Milliは、韓国の人気サバイバル番組「高等ラッパー」のプロデューサーとして、次世代ラッパーの育成にも重要な役割を果たします。派手なパフォーマンスやビッグマウスは無く、Kid Milliの等身大の自分自身の実力で常に勝負をする姿勢も、視聴者から好感を博しているようです。Kid Milliの「唯一無二」と評される独特のビートと変幻自在の言い回しテクニックは、一度聞いたら耳から離れません。Kid Milliの完成度の高さと独自性は、韓国ヒップホップを知りたいなら、聞いてみる価値があるでしょう。

日本好きで、日本のアニメ「ラブライブ」のファンでもあり、曲やタイトルにもしばしば日本語が登場します。度々来日もしていて、日本のラッパーHIYADAMとのコラボレーション作品も発表したKid Milli。今後日本での知名度は、彼の実力に相応しく向上していくでしょう。

Kid Milliについてさらに詳しく知りたい方は「Kid Milliの 生い立ちと 活躍と ファッションと」を参考にしてください。

 


BewhY

kpopwatch.clubより出典

G-DRAGONやROCO、DOK2などと並び、韓国ヒップホップ界の中心的ラッパーが、BewhY(ビワイ)です。「韓国を代表する天才ラッパー」とも呼ばれ、若者を中心に爆発的な人気を誇ります。

ラップサバイバルオーディション番組である「Show Me The Money5」で見事優勝を飾り、BewhYは一躍有名になりました。キリスト教の熱心な信者でもあるBewhYの歌詞は、宗教的また哲学的要素が多く含まれます。彼の表面的でない歌詞と、ビートメイキングやトップクラスのラップの実力は、多くの視聴者の心を掴みました。既存の「ラッパーは反抗的」というイメージを覆し、「教会のお兄さん」「善良なラッパー」と呼ばれるほどの真面目で誠実な人間性と、大迫力のステージは若者の絶対的な支持を得て、新たなヒップホップのファン層も生み出しています。

今までの常識を吹き飛ばす斬新なサウンドと圧巻のステージが魅力のBewhYは、今後も快進撃を続けて、視聴者を楽しませてくれそうです。

BewhYについてさらに詳しく知りたい方は「韓国ラッパーBewhY プロフィールから代表曲(OK, Forever)まで解説します!」を参考にしてください。

 


PSY

cnn.co.jpより出典

PSY(サイ)こと本名パク・ジェサンは、『GANGNAM STYLE(江南スタイル)』で一躍世界で有名になった韓国の歌手です。

『GANGNAM STYLE』は韓国語の歌詞にも関わらず、欧米諸国を中心に大ヒットを記録し、2012年のビルボート年間チャートでは1位(統計方法による)にも輝きました。この楽曲のミュージックビデオの特徴は、小太りのPSYが派手なスーツに身を包み、コミカルな踊りを披露する点です。「高級なドレスに簡単なダンス」がコンセプトで、気持ち良さそうに表現された「音楽による楽しさ」は、視聴者をも踊りに誘います。(良い意味で)無駄にノリの良いダンスサウンドに乗せてPSYが踊るコミカルな「馬ダンス」は、世界各国でマネをされ、流行りました。海外のスターやアーティストたちにも「言葉では説明できないがすごい」と紹介され、さらにPSYの『GANGNAM STYLE』の人気は加速します。加えて、PSYのユーモアや常に堂々とした姿もファンを増やす要因となりました。

2012年には、ジャスティン・ビーバーやジェニファー・ロペスが所属するレコードレーベル「アイランド・レコード」と契約を結んだことでも話題になります。

一躍韓国を代表するスターとなったPSYは、韓国の国民的歌手Rain(ピ)など数多くの有名なミュージシャンとのフーチャリングもこなし、自身も国民的歌手として注目を浴び続けるでしょう。

PSYについてさらに詳しく知りたい方は「PSYとは? カンナムスタイルに至るまでや周辺情報を解説!」を参考にしてください。

 


ASH ISLAND

kprofiles.comより出典

ASH ISLAND(エッシュ・アイランド)は、人気サバイバル番組「高等ラッパー2」出身で、4位になった実力者です。なお、当時はClloud名義でしたが、デビュー時にASH ISLANDに改名しました。デビュー所属する「AMBITION MUSIK」のレーベルメイトとコラボして、マイクリレーを繋いでもあせない存在感があります。

ASH ISLANDのスタイルは、FUTUREやXXXTENTACIONを彷彿とさせ、オートチューンを効かせたトラップです。エモラップや歌うようなラップで、夢幻的な雰囲気が視聴者を虜にして離しません。「Fire」に見られるようなロマンティックな歌詞を、リスナーの心に触れるラップが出来るのは、彼の凄さではないでしょうか。

2020年韓国ヒップホップアワードで今年の新人アーティストにも選ばれ、ASH ISLANDは今後更なる注目を浴びそうです。

ASH ISLANDについてさらに詳しく知りたい方は「ASH ISLAND 生い立ち、ファッション、代表曲は?」を参考にしてください。

 


San E

kpopmap.comより出典

中学校の時にアメリカ合衆国のアトランタに移民したSanEは、歌手デビューのために韓国に帰国します。そして2PMやワンダーガールなどの大物アイドルが多く所属する「JYPエンターテイメント」初のラッパーとして、デビューを果たしました。きっかけはSan E自身が、2008年に「JYP USA」にデモテープを送ったことです。San Eの独特な世界観を醸すラップに関心を持ったJYP側が連絡をし、デビューアルバムのリリースまでが決定しました。San Eの「異例」は、韓国でデビューするスターが通常経験する「練習生」を経ずに、デビューしたことです。そして事務所所属はあくまでも形式で、デビューアルバムもSan E自らがプロデュースしました。San Eの高い作品創作スキルは、関係者を驚かせたと言います。

しかし2013年に自分らしさを発揮するために、JYPエンターテイメントを離れて「BRAND NEW MUSIC」に移籍します。JYPエンターテイメント時代は、幅広い年代にラップを楽しんでもらうために、極力英語を使わない大衆的な歌詞が目立ちました。BRAND NEW MUSICに移籍後は、エッジの効いた王道のラップに移行し、激しめの歌詞も多くなっています。

特徴のある声やラップの途中の息遣いなどがセクシーと言われ、San Eのラップは多くの人の記憶に焼き付き、魅了しています。また普段はラッパーであるSan Eですが、メロディーラインのボーカルも歌うことができます。そのギャップも楽曲に深みを生み出し、ファンをさらに虜にしているようです。問題発言や行動で話題にもなるSan Eですが、ラッパーそしてプロデューサーとしての本物の実力で、今後も活躍するでしょう。

San Eについてさらに詳しく知りたい方は「韓国ラッパーSan E 生い立ちから人気ラッパーになるまでの道のり。」を参考にしてください。

 


Simon Dominic

news.kstyle.comより出典

ラッパーのSimon Dominic(サイモンドミニク)は、韓国のヒップホップファンの中で好き嫌いが分かれないと伺います。

Simon Dominicには高いラップスキルを持つスターでありながら、なかなか新作を生み出せず叩かれてきたスランプ時期があります。そのため、「リリースが少ない怠け者のラッパー」とも揶揄され、苦しみました。さらに長年、人気バトル番組である「Show Me The Money」をディスってきたにも関わらず、結局プロデューサーとしての出演が決定した際にも、かなり世間から叩かれることとなります。結果的には、出場者一人ひとりに丁寧に指導する姿勢が評価され、汚名の挽回は大なり小なり果たしたようです。

Simon Dominicはバラエティー番組の出演も多く、センスのあるトークで笑いをとり、視聴者を和ませています。釜山方言で話すことが多く、都会的な見た目のイケメンである点とのギャップで、女性人気が高いことでも有名です。しかし、まだヒップホップカルチャーが浸透していなかった2000年代後半からヒップホップ界を牽引してきた実力者だけあって、Simon Dominicの男性ファンも多く存在します。元々の声質を活かした、ムーディーに歌うようなキレの良いラップは、オールドスクールラップも感じることができます。そしてメロディアスで心に優しく響き、リスナーを和ませているでしょう。今後も、Simon Domonicワールドに期待です。

Simon Dominicについてさらに詳しく知りたい方は「韓国ラッパー Simon Dominic ラップ人生、ファッション、代表曲を解説!」を参考にしてください。

 


Jvcki Wai

PLAN.netより出典

Jvcki Wai(ジャッキーワイ)は、2013年に韓国で開催されたフィメール・ラッパーコンペティション「GALmighty」で若干17歳で優勝を飾りました。そして2016年にEP「EXPOSURE」でデビューし、Jvcki Waiの個性の強いキャラクターと音楽スタイルが大きな話題を呼びます。さらに自身のSoundCloudに無料で公開していたEP「Neo EvE」を再発売し、「ユニークで屈曲するラップ」「攻めてるけどエモいラップ」というJvcki Waiならではのアイデンティティをリスナーにも印象付けました。またJvcki Waiは、ラッパーのSwings主催のレーベル「Indigo Music」初の女性ラッパーとしても、期待を寄せられています。

特徴的な歌声とキャッチーなフック、カリスマ性のある存在感に加え、Jvcki Waiには実は日本人受けするポイントが多くあります。大胆なアイメイクやアニメキャラのようなヘアスタイル、ゴシックパンク系のファッション、キュートな顔立ちで放つ豪快なリリックとモーション。オートチューンを強く効かせた歌うようなラップと強気のトーンは、韓国のみならず、日本のリスナーもより一層魅了してくれそうです。「ライブを通して人々に見せていくことが自分の仕事」「観客との相互作用自体が発散」とする彼女の、今後の活動を楽しみにしましょう。

Jvcki Waiについてさらに詳しく知りたい方は「Jvcki Wai ラッパー人生、ファッション、代表曲を解説します。」を参考にしてください。

 


GIRIBOY

kprofile.comより出典

共感を求めない独自の世界観が魅力的なラッパーが、GIRIBOY(ギリボーイ)です。アーティスト名である「GIRIBOY」は、韓国の慣用語の「前途が蒼々としている、前途有望だ」から来ています。「未来は明るい!」といった、彼の前向きな姿勢が伺えるでしょう。

元々活躍していましたが、「Show Me The Money3」で一気にGIRIBOYの知名度は上がりました。争いが好きではないGIRIBOYは、当初は出場予定ではありませんでした。出場したことで認知度は上昇しましたが、ディスを得意としないGIRIBOYの戦績は微妙な結果となります。しかし有名になったことで、様々な場面での活躍の幅の拡大ができ、GIRIBOYはアイドルへの楽曲プロデュースまで精力的にこなすまで成長しました。そして、自身の持ち味である言葉遊びの面白さや独自のラップも評価され、ファンを獲得し続けています。

日本好きなGIRIBOYを、今後は日本でももっと見る機会があるかもしれません!?

GIRIBOYについてさらに詳しく知りたい方は「韓国ラッパーGIRIBOY 生い立ち、ファッション、代表曲は?」を参考にしてください。

 


韓国の人気ラッパー・ヒップホップグループ・アイドル系ヒップホップグールプ20選をご紹介しました。

新たなお気に入りのアーティストは見つかったでしょうか?

韓国のヒップホップシーンはとても熱く、これからも多くの才能あるラッパーを世の中に送り込んで来てくれそうです。

同時に、現在第一線で活躍するスターたちも光を放ち続けるでしょう。

アジア全体、ひいては世界中でのヒップホップ業界の成長へと繋がり、リスナーに発見や刺激も与えてくれるK-Hiphop。今後の世界での展開も楽しみです。