Jvcki Wai ラッパー人生、ファッション、代表曲を解説します。

2013年フィメールラッパー・コンペティション「GALmighty」で、当時17歳という年齢で優勝したJvcki Wai。公式インスタグラムのフォロワーは26万人を超える、韓国出身の女性ラッパーです。

2018年4月には、MAGNET by SHIBUYA109オープニングパーティーとして行われたイベント「渋ゲキ祭」にて、初来日ライブを開催。日本にも多くの熱狂的なファンがいます。

今回はそんなJvcki Waiの生い立ちから、ラッパーとして成功するまでの道のりをまとめました!ファッション、代表曲もご紹介します!

 

Jvcki Waiのプロフィール

PLAN.netより出典

出生名 ホン・イェウン
アーティスト名 Jvcki Wai(ジャッキー・ワイ)
生年月日 1996年7月5日
身長 155cm
生誕地 韓国
出身地 韓国
レーベル Indigo Music、The Ugly Junction、Stoneship


Jvcki Waiの生い立ちから人気ラッパーになるまで

bloomint-music.comより出典

Jvcki Waiは1996年7月5日に、韓国にて生まれました。子供頃から音楽に親しみ、物心がついた時には、ロックスターやシンガーソングライターになることが夢だったそうです。ピアノとギターの練習に、作曲の勉強をする日々の中、HIPHOPと出会ってからはすっかり魅了されラッパーを志すようになります。そんなJvcki Waiは、2013年に人気ラッパーFanaの企画する”The Ugly Junction”において開催されたフィメールラッパー・コンペティション「GALmighty」に出場。なんと17歳という若さで優勝します。オリジナリティ溢れるキャラクターで、一躍HIPHOP界から注目を集めました。

その後は精力的に音楽制作を続け、主にアンダーグランドにて活動を継続。SoundCloudにて、オリジナルソングをどんどんアップしていきます。そして2016年11月、EP「EXPOSURE」でデビュー。デビュー前から注目されていたJvcki Waiのアルバムは、韓国HIPHOP界で大きな話題となります。2017年12月には、SoundCloudに公開していた楽曲集をEP「Neo EvE」としてリリース。2018年1月には、SwingsやKid Milliが所属するIndigo Music(インディゴ・ミュージック)に初の女性アーティストとして所属。そしてSwingsとKid Milliを客演に迎えた、シングル「Hyperreal」もリリースされました。同年4月には、MAGNET by SHIBUYA109オープニングパーティーとして行われたイベント「渋ゲキ祭」にて、初来日ライブを開催。日本でも大きな影響力を持ったJvcki Waiは、同年6月に日本のアーティストビジネス・カンパニー「lute」と日本領域における包括的なエージェント契約を締結。それと同時に日本のトラックメイカーである、PARKGOLF(パークゴルフ)とのコラボシングル「xaradise」をリリースします。PARKGOLFは、”ゲスの極み乙女”や”tofubeats”などの楽曲リミックスを手掛けている、敏腕トラックメイカーです。その後Indigo Musicがリリースした、レーベル・コンピレーション・アルバム「IM」にも参加。収録楽曲の1つである「Work Out」のMVには、Jvcki Waiを含む全レーベルアーティストが出演しています。

そして同年7月、初のフルアルバム「Enchanted Propaganda」をリリース。アルバムは全10曲で構成されており、前作でも共演したLaptopboyboy、Ian Purp、Xindoelのほか、GAKA、badassgatsby、Eddy Pauerがプロデューサーとして参加しています。とくに人気が高い表題曲「Enchanted Propaganda」は、Eddy Pauerがビートを作曲。同年年11月には、以前からJvcki Waiの楽曲をよく聴いていると公言するロックバンド”OKAMOTO’S”のドラムス・オカモトレイジさんのDJイベントに参加。そこでJvcki Waiとオカモトレイジさんは、対談企画などで親交があります。

2019年3月には、Korean Hiphop Awards 2019にて”Hip Hop Track of the Year”部門でJvcki Waiの「Enchanted Propaganda」がノミネート。ちなみに”Label(レーベル)”部門では、Indigo Musicが受賞しました。客演としてもIndigo Musicに所属するアーティストとコラボしてきたJvcki Waiでしたが、2019年10月をもってIndigo Musicとの専属契約を終了。現在は無所属で活動しています。深い音楽的知識から創作活動を続け、独特のサイケデリックな世界を表現するJvcki Wai。これからの活躍も目が離せません。


Jvcki Waiのファッション

kpopwatch.clubより出典

Jvcki Waiはファッションアイコンとして、韓国や日本の若者から多くの支持を集めます。ラッパーによく見られるストリート系のファッションはせず、ロックやパンクスタイル、ゴスロリ系などのアイテムを着用。日本でいう原宿系に該当します。

また日本のトラックメイカーである、PARKGOLFとのコラボシングル「xaradise」をリリースした際、MVではアパレルブランド「WEGO」も協力しました。「WEGO」は渋谷・原宿・下北沢など、都内各地に店舗を構える人気ブランドです。


Jvcki Waiの代表曲

Anarchy

Jvcki Waiの初期代表曲である「Anarchy」。スローなテンポに乗るラップと幻想的な雰囲気が漂う楽曲です。まさにJvcki Waiらしさが感じられる、サイケデリックな楽曲です。ロックバンド”OKAMOTO’S”のドラムス・オカモトレイジさんも、お気に入りの楽曲と公言しています。

 

xaradise

2018年6月にリリースされた「xaradise」。Jvcki Waiのハイトーンラップと、トラックメイカーPARKGOLFが作る野太いビートが組み合わさった楽曲となっています。MVでは渋谷の街並みも登場するので、ぜひご覧ください。PARKGOLFはメジャーアーティストの楽曲リミックスだけではなく、日本の女性シンガーDAOKOがメジャーデビュー際に楽曲提供するなど、マルチに活躍しるクリエイターです。

 

Enchanted Propaganda

2018年7月にリリースされた、ファーストアルバムの表題曲「Enchanted Propaganda」。Eddy Pauerがビートを作曲し、Korean Hiphop Awards 2019にて”Hip Hop Track of the Year”部門にてノミネートされるほど評価の高い楽曲です。浮遊感溢れるラップと、サビの歌いやすいフレーズは、ヘビロテ間違いなし。


いかがだったでしょうか。

ハイトーンボイスとサイケデリックな世界観から生み出される楽曲は、どれもが唯一無二。テクノやトランスが1番好きというだけあって、独特の浮遊感はJvcki Waiだからこそ表現できます。これからも韓国の女性ラッパーを代表して、世界的に活躍していくことは間違いありません。

韓国ヒップホップグループとラッパーについてもっと知りたい方は「おすすめの韓国ヒップホップグループ&ラッパー20選【2020年最新版】」を参考にしてください。