Kid Milliの 生い立ちと 活躍と ファッションと

韓国を代表する、実力派ラッパーKid Milli。韓国の10代・20代から多くの支持を集めるカリスマです。精力的な活動や音楽制作は、韓国ラッパーの中でもとくにストイック。

Kid Milliの人気は日本でも大きく、2019年2月に初来日ツアーも敢行しました。日本の人気ラッパーHIYADAM(ヒヤダム)とコラボした楽曲、「GOMENNE – Feat. AKIRA9INE, HIYADAM」も人気です。

今回は、そんなKid Milliの生い立ちから、ラッパーとして成功するまでの道のりをまとめました!ファッション、おすすめの楽曲もご紹介します!

 

Kid Milliのプロフィール

ginzamag.comより出典

出生名 최원재(チェ・ウォンジェ)
アーティスト名 Kid Milli(キッド・ミリ)
生年月日 1993年10月26日
身長 173cm
生誕地 韓国 京畿道 金浦市
出身地 韓国 京畿道 金浦市
レーベル Indigo Music(インディゴ・ミュージック)

Kid Milliの生い立ちから人気ラッパーになるまで

block.fmより出典

Kid Milliは1993年10月26日に、韓国で生まれました。幼少期の頃から、家族の影響もあり音楽に囲まれた生活を送ります。豊舞中学校を卒業後、プロゲーマーになる夢を持ちながら高校に入学。アメリカのゲーム会社”Blizzard Entertainment”から出ている、「StarCraft」の大会にも出場しています。Kid Milliは韓国のeスポーツチーム「IM」に所属していましたが、主戦場としていた「StarCraft」のリーグがなんと八百長事件をきっかけに消滅。さらに高校も急遽退学しています。”高卒認定試験”を受けるために塾へ通うことになり、そこで友人から進められたBeenzinoの「If I Die Tomorrow」を聴いてラップと出会うのです。そして見よう見真似でラップを始め、徐々にHIPHOPの世界へハマっていきました。

無事”高卒認定試験”合格後、本格的にラッパー目指すことを決心。Kid Milliのストイックな性格から、日々鍛錬を積み上げていきました。初めは、アンダーグランドを中心に活動を開始。しかしどれだけ努力しても、なかなか日の目を見ることはありませんでした。しかしKid Milliはくじけることなく、ミックステープの公開やLive活動を続けることで、着実にファンを増やしていくのです。そして2016年2月に、ファーストシングル「TN」をリリース。同年6月には、EP「TR」をリリースし、コンスタントに作品を発表。さらに2017年2月にはEP「Maiden Voyage」をリリースしました。

2017年4月には、Kid Milliが数年に渡りラップのレッスンを受けていたといわれるSwings(スウィングス)が設立したレーベル「Indigo Music」に加入。これまで以上に、より精力的に活動し知名度を上げていきます。同年8月には、EP「Maiden Voyage II」をリリース。その後も制作スピードをゆるめることはなく、2018年3月には13曲入りのファーストアルバム「AI, The Playlist」をリリースするのです。アルバム「AI, The Playlist」には、ジャッキー・ワイやJa Mezz、NO:ELなどが客演で参加。アルバムの評価はとても高く、韓国の音楽WebマガジンRHYTHMERによる”2018年国内HIPHOPアルバムベスト10”の企画にて、第8位に選ばれています。同年5月には、続けてEP「IMNOTSPECIAL」をリリース。同年7月には、GIRIBOY、NO:EL、Swingsと共演参加したシングル「flex Prod.GIRIBOY」がリリース。「flex Prod.GIRIBOY」は、韓国のオンラインミュージックストア”Melon”で、リアルタイムチャート9位を獲得。YouTubeにて公開されたMVは、2020年12月の時点で再生回数3000万回を超えています。

2018年9月には、韓国の人気HIPHOP番組「SHOW ME THE MONEY 777」に出演。シーズン7となった大会で、Kid Milliは第2位という輝かしい成績を残します。韓国中から圧倒的な人気を獲得したKidi Milliは、同年11月にEP「Maiden Voyage III」をリリース。2019年2月に初来日し、多くの日本人ファンのために東名阪ツアーも敢行しました。2019年3月には、EP「LIFE」をリリース。さらに韓国の高校生ラップ選手権である「High School Rapper」シーズン3にて、Kid Milliはメンターとして出演。また2020年9月には、TAEMINのシングル「Black Rose」に客演として参加しました。2020年も多くのメディアや楽曲に参加するKid Milliは、これからも韓国のHIPHOP界を担っていくことは間違いありません。


Kid Milliのファッション

aminoapps.comより出典

deep-dive.jpより出典

Kid Milliはラップだけではなく、ファッション面でも大きな注目を集めます。ステージやプライベートにおいても、少し大き目サイズのTシャツやパーカーを愛用。また足元のスニーカーは、NIKEを履いていることが多いです。ただトップスやパンツのデザインが独特であり、どこのブランドかわかりづらいです。しかしKid Milli自身が立ち上げたブランド「NONDISCLOTHES(ノンディスクローズ)」では、よく着用するアイテムが手に入ります。NUBIAN原宿店では、「NONDISCLOTHES」とのコラボイベントも開催されており、Kid Milliも来店。気になる方は、ぜひ足を運んでみてください。「NONDISCLOTHES」では、まさにKid Milliスタイルのアイテムが入手可能です。


Kid Milliの代表曲

 

10:41

Kid Milliの初期作品である「10:41」。隠れた名曲として人気が高く、幻想的な雰囲気が漂う楽曲です。またバックで流れるサウンドも新しいアプローチで、独特なリズムを感じられます。MVでは、渋谷区にある宮益坂が映るシーンも収録。

 

WHY DO FUCKBOIS HANG OUT ON THE NET

Kid Milliの大ヒットナンバー「WHY DO FUCKBOIS HANG OUT ON THE NET」。第3回高校生RAP選手権王者で、日本の人気ラッパーHIYADAMもリミックスしました。重低音が目立つ、ダークなラップが特徴です。間違いなく、ヘビロテ必須の楽曲ではないでしょうか。

 

Bankroll (Feat. Okasian)

2020年12月にリリースされた「Bankroll」。客演に人気ラッパーOkasianを迎えた、ヘビーな1曲です。ディストーションサウンドで奏でるウォーキングベースと、Kid Milliの高速ラップの組み合わせはとても革新的。圧倒的な映像クオリティのMVも必見です。


いかがだったでしょうか。

ひたむきに努力し続け、腕を磨きながらも楽曲を生み出し続けるKid Milli。ラップに対するストイックさは、韓国でもトップクラスです。日本にも多くのファンを持つKid Milliは、常に来日を求められるアーティスト。これからますます活躍し、日本と韓国を繋ぐラッパーとなることは間違いありません。

韓国ヒップホップグループとラッパーについてもっと知りたい方は「おすすめの韓国ヒップホップグループ&ラッパー20選【2020年最新版】」を参考にしてください。