「世界を変えるスーパースター」「歴史を塗り替え続けるモンスターグループ」など、BTSを表す代名詞は尽きません。
BTSに詳しくなくても、彼らの名前を聞いたことがある方は、多いのではないでしょうか?
本記事では、メンバー情報とその歩み、ファッション、人気曲までご紹介し、なぜBTSはこれ程までに世界を変えるスターになったのか、彼らの魅力とはどこにあるのか、に迫ります。 (最後に映画、SNS等のエンタメ情報も解説します!)
BTSの爆発的な人気を理解するため、まずは彼らの基本的な情報を把握しましょう。
そしてBTSワールドを、もっとお楽しみください!
目次
BTSのプロフィール詳細
elle.comより出典
アーティスト名 | BTS |
メンバー | RAP MONSTER(ラップモンスター、通称RM)(本名:キム・ナムジュン、リーダー) JIN(ソクジン、ジン)(本名:キム・ソクジン) SUGA(ユンギ、シュガ)(本名:ミン・ユンギ) J-HOPE(ホソク、ホビ、ジェイホープ)(本名:チョン・ホソク) JIMIN(ジミン)(本名:パク・ジミン) V(テテ、ヴィ)(本名:キム・テヒョン) JUNG KOOK(ジョングク)(本名:チョン・ジョングク) |
生年月日 | RM:1994年9月12日(30歳) JIN:1992年12月4日(32歳) SUGA:1993年3月9日(31歳) J-HOPE:1994年2月18日(30歳) JIMIN:1995年10月13日(29歳) V:1995年12月30日(28歳) JUNG KOOK:1997年9月1日(27歳) |
身長 | RM:181cm JIN:179cm SUGA:176cm J-HOPE:177cm JIMIN:175cm V:178cm JUNG KOOK:179cm |
出身地 | RM:韓国京畿道 JIN:韓国京畿道 SUGA:韓国大邱 J-HOPE:韓国光州 JIMIN:韓国釜山 V:韓国大邱 JUNG KOOK:韓国釜山 |
所属事務所 | BigHit Entertainment(日本ではBigHit Entertainment Japan) |
レーベル | KakaoM(日本では、ユニバーサルミュージック・Def Jam Recordings) |
公式サイト | BTSのロゴ(韓国)https://bts-official.jp(日本) |
BTSは2013年6月12日に「防弾少年団」として、デビューしました。
BTSはこの防弾少年団のローマ字表記「Bang TanSonyeondan」の頭文字を意味しており、韓国語では「バンタンショニョダン」と読みます。そのため、韓国では「バンタン」と呼ばれるそうです。
デビュー当初は、アイドルよりはラップがメインのヒップホップグループでした。デビュー前からブログを通してファンとの交流があり、パフォーマンスやラップの実力が認められていたそうです。
「防弾少年団」には、従来「10代・20代に向けられる社会的偏見や抑圧を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」という意味が込められています。そして2017年のグループアイデンティティーの見直し時に、「現実に安住することなく、夢に向かって絶えず成長していく青春(Beyond The Scene)」の意味合いが加わりました。
BTSのファンは「ARMY(アーミー)」と呼ばれ、韓国語では「アミ」となります。「ARMY(軍隊)とBTS(防弾チョッキ)は常に一緒である」との思いを込めた命名です。
各メンバーの担当パートは、次のようになります。
RM:ラップ
JIN:サブボーカル・ビジュアル
SUGA:ラップ
J-HOPE:ラップ・ダンス
JIMIN:ボーカル・ダンス
V:ボーカル・ビジュアル
JUNG KOOK:ボーカル・ダンス
BTSの注目のきっかけは、JIMINの高いダンスパフォーマンスだそうです。それぞれのメンバーの担当ポジションを把握した上で視聴すると、より深くBTSワールドを楽しめるでしょう。
BTSの成功までの生い立ち
USA TODAYより出典
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの、アジアが世界に誇るスーパースターとなったBTS。同じく世界のアイドルであるジャスティン・ビーバーに、「彼らは世界の音楽業界全体を塗り替えている」と言わしめた程です。
BTSは2013年6月12日にデビューしましたが、2017年にようやく地上波の音楽番組に出演し、世界のスーパースターへの道を歩み始めます。所属事務所は現在ではBTSの知名度の高さで大きくなりましたが、BTSのデビュー当時は中小企業でした。そのため、テレビ出演の機会は掴めなかったのです。
テレビ出演のチャンスがないことから、BTSはSNSなどのインターネットツールを上手く活用します。現在ではK-POPで当たり前になりつつありますが、BTSはツイッターやYouTubeなどを定期的に利用し続けていました。たとえばメンバー全員で運用するツイッターはかなり頻繁に更新されており、世界のトレンド1位になることも度々あります。Twitterで「いいね」を200万件達成したツイートを7件保有するジョングクの記録や、「2018年世界で最も多くツイートされたアカウント」、「2018年世界で最もいいねされたツイート」の実績もあります。
アジアのアイドルにとって「世界ツアー」は、アジアツアーを意味することも多いでしょう。しかしBTSの場合は文字通り「世界ツアー」なので、その驚異的な世界中での人気が伺えます。2018年には、韓国に旅行した観光客の7%以上に当たる約80万人が、なんとBTS目当てだったそうです。
2020年8月の本国韓国でのボーイズグループのブランド評価では、他を大きく離したダントツの1位で、27ヶ月連続の首位を維持しています。
K-POPグループとして初の全米や全英アルバムチャートの首位獲得、国連での演説などの輝く実績を誇るBTSがまだ獲得していなかったのは、意外にも「Billboard Hot 100」の首位です。しかし2020年8月31日に発表したBTS初の全編英語で歌ったシングル「Dynamite(ダイナマイト)」で、遂に韓国人アーティスト史上初の米国「Billboard Hot 100(ビルボードホット100)」で首位に輝きます。
またデビューがヒップホップだったBTSは、ラップの実力に定評があり、楽曲でもラップの割合の多さが特徴です。そのため、力強いヒップホップサウンドが主流になる欧米でも、耳に馴染みやすいサウンドである点もBTSの世界人気の要因と言われています。
さらにBTSはメンバー全員が作詞作曲をしており、7人の意見をすり合わせて本当に良い歌詞と音源だけを採用しています。だからこそ、メッセージ性の強さがあり、歌詞が多くの共感を呼ぶのでしょう。加えて、自分たちでプロデュースもするので、国内外のプロデューサーやアーティストとも積極的にコラボレーションしてきました。結果的に、様々な音楽性や世界のトレンドを取り入れることができ、BTSのサウンドを個性のある楽曲へと進化させています。
BTSのファッション・タトゥー
harpersbazaar.comより出典
BTSの着用ファッションブランドを、下記にまとめました。
まずはオフィシャルで、授賞式や番組出演時などに着用したブランドをご紹介します。
2020年 | ボッテガ・ヴェネタ |
2019年 | イヴ・サンローラン、バルマン、アミリ、ベルルッティ、プラダ、セリーヌ、アレキサンダー・マックイーン、マルニ、ジャックムス、ジェイベッククチュール、キム ソリョン |
2018年 | グッチ、イヴ・サンローラン、ディオール、トムブラウン、ベルルッティ、ヴァケラ |
2017年 | イヴ・サンローラン |
続いて、プライベートでの着用ブランドをご紹介します。
RM | 有名ブランドではなく、知る人ぞ知るブランドを好み、VISVIMが好きなようです。 時計は、カシオのG-SHOCKを愛用。 |
JIN | シンプルコーディネートが特徴で、Acne Studiosやプーマ、ジバンシーの愛用者です。 |
SUGA | モノクロコーディネートが好きで、エルメス、ドルチェ&ガッバーナ、イヴ・サンローランなどを愛用。 アクセサリーには、ドイツが誇るトーマスサボの登場です。 |
J-HOPE | ストリート系カジュアルファッションを好み、SUPREMEやSTUSSY、ルイヴィトン、プーマ、A-COLD-WALL、バレンシアガ、フェンディ、シャネルなど、様々なブランドを愛用しています。 |
JIMIN | シンプルなフォーマル系ファッションが好きで、グッチやクリスチャン・ルブタン、イヴ・サンローランの愛用者で、サングラスはFake Meなどを着用しています。 |
V(テテ) | グッチ好きで知られるテテは、グッチの愛用が多いです。グッチに、同じくイタリアを代表するトッズのカバンを組み合わせたりしています。 他にシャネル・セリーヌ・HBAなどが愛用ブランドです。 |
Jung Kook | 全身黒色でまとめるのが特徴で、オーバーサイズなスウェットの着用も目立ちます。 愛用ブランドは、Ajobyajoやプーマ、マクバリーなどです。 |
タトゥーはジョングク以外は入れてないようです。ジョングクのタトゥーは増え続けていますが、ARMYにとって代表的なのは手の甲に彫った「ARMY」とメンバーを表す文字や絵でしょう。ARMYとメンバーへの想いが詰まったタトゥーで、ジョングクのBTSへの愛を感じます。
ちなみに「インスタントタトゥー」から、2020年12月よりBTSの公式ライセンス商品が発売予定です。そして2021年も続いて、随時BTSのライセンス商品の販売が予定されています。
https://www.instanttattoo.store
BTSの人気曲
リスナーの心に響く歌詞の多さとパフォーマンスが特徴のBTSには、名曲が数多くあります。
ここではBTSの代表曲の中から、特に押さえておきたい人気曲をご紹介します。
BTSブレイクのきっかけ:「I NEED U」
「I NEED U」はBTS初の1位を獲得した楽曲で、高まっていたBTSの人気を不動と変えたきっかけです。過激な内容のミュージック・ビデオも話題となりました。
アメリカに知名度を響かせたキッカケ:「DNA」
2020年6月1日に10億回を突破した「DNA」のYouTubeでの再生回数は、まだまだ止まる気配がありません。「DNA」は韓国アーティスト初の「Billboard Hot 100」と「Billboard 200」への同時チャートインを果たした、記念すべき楽曲です。
世界のスーパースターになったキッカケ:「FAKE LOVE」
2018年10月16日に主な音楽サイトで世界同時先行配信をした途端、「FAKE LOVE」じゃ瞬く間に世界38の国と地域のiTunesチャートで1位を獲得します。そして「Billboard Hot 100」に初登場10位を獲得後、6週間に渡りチャートインし続けました。「FAKE LOVE」でBTSを知った人も多い、切なくも美しいBTS史における重要な楽曲です。
ヒップホップ好きにおすすめ:「IDOL」
韓国の国楽をベースにアフリカンビートを始めとした、様々な国の要素を取り込んだサウンドを特徴とする楽曲が「IDOL」です。とてもカラフルでエキセントリックな、ニッキーミナージュ要素も多く感じられるミュージックビデオもお楽しみください。「IDOL」は特にヒップホップ好きにおすすめで、踊りもマネしたくなる中毒性の高いミュージックビデオでしょう。
さいごに:BTSのエンタメ情報をご紹介
BTSの映画
breakthesilencethemovie.comより出典
BTSはドキュメンタリー映画を3本発表しており、彼らのワールドツアーを追うと共に、BTSの成長の軌跡をご覧いただけます。BTSの魅力が詰まった、ファンにはたまらない映画でしょう。
「Burn the Stage:the Movie」(2018年)
BTS初のドキュメンタリー映画が、「Burn the Stage: the Movie」です。
本映画では、約300日間に世界19都市で40公演をこなし、55万人を動員したワールドツアー「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR」に密着しました。
2018年11月に期間限定で小規模公開すると、瞬く間に大ヒットを記録し、BTSの人気を改めて実感させた映画です。
BTSメンバーの奮闘や思いなどを間近で捉えた、貴重な作品でしょう。
「BRING THE SOUL: THE MOVIE」(2019年)
2019年8月に劇場公開され、全世界で大ヒットしたBTSのドキュメンタリー映画が「BRING THE SOUL:THE MOVIE」です。
世界112の国と地域で同時公開され、255万人以上の動員数を記録しました。
2018年の「BTS WORLD TOUR ‘LOVE YOURSELF’」の舞台の様子から舞台裏、メンバー間の深い絆を垣間見ることができます。
「BREAK THE SILENCE」(2020年)
BTSの映画「BREAK THE SILENCE」は、韓国発の7人組グローバルアーティストとして世界を飛び回るBTSの、約90分に渡るドキュメンタリーです。
2020年9月1日に劇場公開されましたが、新型コロナウイルス感染症のため、公開できた映画館は限定的でした。
今まで語られなかった秘めた想いやBTSのアイドルまた一個人としての各メンバーの葛藤、舞台裏のBTSの様子をお楽しみいただけます。
BTSのツイッター・インスタ
BTS公式ツイッターより出典
ファンとの交流や情報発信にツイッターを利用することで、有名なBTS。
ツイッターでBTSをフォローすると、メンバーが近況の写真などをアップしています。
BTSの公式ツイッターならびにインスタの情報は、下記でご確認ください。
ツイッター | BTS_official (@bts_bighit)(韓国) BTS JAPAN OFFICIAL (@BTS_jp_official) | টুইটার(日本) 방탄소년단 (@BTS_twt)(韓国語、メンバーのつぶやきや写真が更新) BigHit Entertainment (@BigHitEnt)(韓国語、所属事務所からの公式) |
インスタ | BTS official (@bts.bighitofficial) • Instagram photos and videos(韓国) |
いかがでしたか?
グループとしてのBTS、そして各メンバーの持ち味と歌詞を理解して、ミュージックビデオやパフォーマンスを見ると、よりBTSの世界を味わえます。
今後の彼らの行く先、そして築かれていくレガシーを楽しみにしましょう。
韓国ヒップホップグループとラッパーについてもっと知りたい方は「おすすめの韓国ヒップホップグループ&ラッパー20選【2020年最新版】」を参考にしてください。