韓国ラッパーDPR LIVE 成功までの道のりと活躍。

韓国語と英語を操り、胸に突き刺さるリリックを生み出すDPR LIVE。韓国を代表する、世界的なラッパーです。また韓国ソウルを拠点に活動するクリエイター集団”Dream Perfect Regime”の、中心的な人物でもあります。

日本でもDPR LIVEのファンはとても多く、川崎発のHIPHOPグループ”BAD HOP”も「韓国で1番好きなラッパーはDPR LIVE」とラジオでコメント。またMVのクオリティもとても高く、映像業界からも大きく注目を集めるアーティストです。

今まさに、アジアを代表するラッパーといっても過言ではありません。

今回は、そんなDPR LIVEの生い立ちから、ラッパーとして成功するまでの道のりをまとめました!ファッション、おすすめの楽曲もご紹介します!

 

DPR LIVEのプロフィール

kpopmap.comより出典

出生名 Hong Da-bin(ホン・ダビン)
アーティスト名 DPR LIVE(ディー・ピー・アール・ライブ)
生年月日 1993年1月1日
身長 173cm
生誕地 韓国
出身地 グアム
レーベル Dream Perfect Regime (DPR)

DPR LIVEの生い立ちから人気ラッパーになるまで

eyescream.jpより出典

DPR LIVEは、1993年1月1日に韓国で生まれました。その後両親の都合で、5歳の時にグアムへ移住。幼いころから音楽を親しむ性格で、16歳までグアムにて過ごします。そのため、日常的に英語を使う日々を送りました。しかし韓国籍ということから、グアムでは人種差別を受けたこともあったようです。韓国へ戻ったDPR LIVEは、高等学校卒業程度認定を取得。将来的に大学で心理学と哲学を学ぼうと計画しながら、韓国の徴兵制度に参加します。入隊後は、しばらく離れていた韓国語のカンを取り戻すのが大変だったとコメント。そして除隊を迎えたDPR LIVEは、大学へは進学せず音楽の道へ進むことを決心します。音楽の道に進みたいという決心は、入隊中に強くなっていったようです。

その後DPR LIVEは自分と感性が合うミュージシャンやクリエイター集め、アーティスト集団「DPR」を設立。DPRは”Dream Perfect Regime”の略で、実力あるメンバーが集まりました。もちろんDPR LIVEは、ラッパーとしてグループの中心人物です。2015年には、YouTubeにてシングル「TILL I DIE」を発表。2016年にはシングル「Eung Freestyle (응프리스타일)」、「God Bless」をリリース。歌・サウンド・映像、どれもが洗練された作品となっており、瞬く間にDPR LIVEの人気は急上昇。とくに「Eung Freestyle (응프리스타일)」は、2020年12月の時点でYouTube再生数は4,261万回を記録しています。そして2017年2月「Korean Hiphop Awards」にて、コラボレーション枠である「KHA NEXT WITH MILK」に選出。DPR LIVEの知名度は、徐々に上がっていきます。3月には、7曲入りのEP「Coming To You Live」をリリース。中でも話題となった曲が、韓国の人気シンガーDEANとフィーチャリングした「Know Me(feat. DEAN)」です。R&Bサウンドをベースに、突き進むようなDPR LIVEのラップ、伸びのあるDEANの歌が絡み合い、革新的な楽曲となっています。10月には、英語歌詞で始まるシングル「Jasmine」をリリース。「Jasmine」のMVは大自然の中撮影され、映像作品としての評価も高いです。そして12月には、EP「Her」をリリース。紛れもなく、DPR LIVEは韓国のトップを走るラッパーとなりました。

2018年には、シングル「Playlist」をリリース。ハウスやラテン、ボサノバなどの要素がミックスされた、とてもノレる1曲となっています。2019年には、DPR CREAMと共同制作したシングル「Gravity」をリリース。「Gravity」では歯切れのよいギターサウンドと、ロックなソロフレーズも特徴です。そして2020年3月には、ファーストアルバム「Is Anybody Out There?」をリリースしました。まさにファンが待ちに待ったアルバムで、DPR LIVEの人気はさらに拡大。アルバムは全11曲で構成されており、フィーチャリング・アーティストは1人いないという、オリジナル性溢れる作品となっています。また2020年12月の時点では、「Dream Perfect Regime」YouTubeチャンネル登録者数が約60万人を超えています。圧倒的な楽曲・映像クオリティで、DPR LIVEはますます世界的に認められていくでしょう。


DPR LIVEのファッション



DPR LIVEは、整ったルックスからファッション面でも大きく注目されています。プライベート時では、パーカーやTシャツ、カジュアルシャツなど、ストリート系のものが多いです。またLIVE出演時には奇抜なファッションで登場することも多く、ペイントされたジーンズや特徴的なジャケットを着用しています。

そんなDPR LIVEと正式にコラボしたのが、ナイキやアディダス、プーマなどのスニーカーを扱う”atmos”です。日本国内の店舗に、足を運んだことがある方も多いのではないでしょうか。そして韓国で先行発売した商品の一部が、日本でも購入可能です。アイテムはセットアップの上下や、Tシャツがメイン。atmosの公式ホームページ、またはDPR LIVEの公式インスタグラムでは、実際にDPR LIVEが着用しているモデル写真も掲載されています。


DPR LIVEの代表曲

EUNG FREESTYLE (응프리스타일)

SIK-K、PUNCHNELLO、OWEN OVADOZ、FLOWSIKと大きなコラボを実現させた「Eung Freestyle (응프리스타일)」。アジアンテイストの雰囲気を醸し出し、高速ラップが特徴のナンバーです。DPR LIVEが、大きく注目された楽曲でもあります。

 

Jasmine

幻想的なバラードナンバー、「Jasmine」。英語と韓国語が交じり合った、DPR LIVEの特性が生かされた楽曲です。大自然の中で撮影されたMVも、映像業界から大きな注目を集めました。サウンド・映像クオリティが、とても高い楽曲です。

 

Kiss Me + Neon

エレクトロなサウンドとスローなラップ、圧倒的な映像クオリティを持つ「Kiss Me + Neon」。楽曲はキャッチーさもあり、中毒性のある1曲です。MVでは、ハリウッド映画に出てくるような宇宙船も使われています。まさに楽曲と映像が、芸術的に組み合わさった作品です。


いかがだったでしょうか。

韓国ソウルの、人気クリエイター集団の顔であるDPR LIVE。間違いなく、韓国を代表するラッパーの1人です。英語と韓国語を操るDPR LIVEですが、5歳の時に移住したグアムでは楽しいことばかりではありませんでした。肌の黄色い東洋人として、人種差別を受けたこともあったそうです。しかし、その経験も今のラップに生きているとDPR LIVEは語ります。とくにサウンド・映像クオリティに関しては、間違いなくアジアトップです。DPR LIVEの活躍は、まだまだ始まったばかりです。

韓国ヒップホップグループとラッパーについてもっと知りたい方は「おすすめの韓国ヒップホップグループ&ラッパー20選【2020年最新版】」を参考にしてください。