T-PABLOW 徹底解剖! 生い立ちからファッション・タトゥーなどにもお答えします!

ラップに詳しくなくても、T-PABLOWや彼の所属するグループであるBAD HOPの名前を聞いたことがある方は、多いのではないでしょうか?

T-PABLOWと言えば、フリースタイルダンジョンの初代モンスターとしても有名です。また、高校生RAP選手権の2度の優勝でも知られています。

本記事では、日本のラップ業界を牽引するスターであるT-PABLOWの生い立ちからファッション・タトゥーなど、幅広い情報をご紹介します。

T-PABLOWの「凄さ」を理解するため、まずは彼の基本的な情報を把握しましょう。

そしてT-PABLOWワールドを、もっとお楽しみください!

 

T-PABLOWのプロフィール

T-PABLOW公式ツイッターより出典

本名 岩瀬 達哉(いわせ たつや)
アーティスト名 T-PABLOW(ティーパブロ)
生年月日 1995年11月3日(28歳)
身長 176〜178cm
血液型 B型
出身地 神奈川県川崎市川崎区川中島
レーベル GRAND MASTER、BAD HOP Records
公式サイト https://www.grandmaster.jp/

T-PABLOWの成功までの生い立ち

mc-rap.workより出典

アーティスト名である「T-PABLOW」の由来は『パブロと名の付く人物には大物が多いから』という、T-PABLOWの成功までの生い立ちはどのようなものでしょうか?

温厚と評判のT-PABLOWは、出まれた時から神奈川県川崎市の極貧な母子家庭で育ちます。小学校の先生がラップをするような環境で育ったため、T-PABLOWは幼少期からヒップホップに親しんでいました。ただ本格的にヒップホップを聴くようになったのは、Zeebraの「The New Beginning」に出会った10歳からだそうです。また小学校時代にはサッカーを楽しんでいたアクティブな一面も、T-PABLOWは併せ持ちます。ただサッカー部では周囲に恐怖感を与えた結果、生徒の親からの要望のより退部するに至りました。

T-PABLOWの中学時代は相当な不良グループのリーダーで、13criminalという100人程が所属する地元ギャング団やK-CREWを率いて、少年院へ入った経験もあります。なお13criminalやK-CREWの結成は、先輩の理不尽な要求から仲間を助けるためだった辺りが、律儀なT-PABLOWらしいかもしれません。

ほとんどのメンバーが幼馴染というBAD HOPの結成も、ラップで生きていくことを決意した時のT-PABLOWにとって自然な流れだったのでしょう。

窃盗などを行う日々で、「人を殺すしかなくなるかもしれない」と精神的に追い込まれていたT-PABLOWに転機が訪れたのは、アメリカ合衆国のオハイオ州に住んでいる叔母が声をかけてくれた時です。チャンスだと捉えたT-PABLOWは、1人で渡米します。渡米した際にニューヨークのストリートカルチャーに出会ったT-PABLOWは、ラップが人生のバックグラウンドに関係なく挑戦できることを知って衝撃を受けました。

そして帰国後に、リリックを書き始めます。同時にラップで生きていく覚悟を決め、T-PABLOWは高校に進学をしないことを選択しました。

 

2012年:T-PABLOWは、同年ラップを開始して3〜4ヶ月で出場したBSスカパー!の「BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」の第1回で優勝します。第1回の優勝時は、K-九(ケーナイン)名義でした。
優勝の翌日には、地元の悪いしがらみを断ち切るために沖縄に旅立ち、全国を放浪します。旅の最終地は、T-PABLOWにラッパー人生を決意させたニューヨークでした。放浪中はヒップホップから離れていましたが、旅を続ける中でやはり音楽で勝負したいという気持ちを、T-PABLOWは抱いたそうです。
彼にとって多大な損失だったのが、バックDJをしてくれる予定だった友人がバイクで事故で亡くなったことでした。ニューヨークからの帰国直後の事故で、この悲しみはT-PABLOWにより強い音楽で生きる決意を抱かせたそうです。

 

2013年:「第4回 BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」にT-PABLOW名義で優勝します。自身にとっては、2度目の出場・2大会目の優勝を果たしました。

 

2014年:「第5回 BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」に、T-PABLOWっは再び参加します。
同年3月には、「BAD HOP」初のコンピレーションアルバム「BAD HOP ERA」を発売しました。なお「BAD HOP」はT-PABLOWが中学生の時に、地元の川崎市で結成したクルーです。
さらに同じく2014年に、T-PABLOWの双子の弟であるYZERRと「2WIN」を結成します。加えて、Zeebra主催のレーベルである「GRAND MASTER」の所属アーティストとなりました。

 

2015年:テレビ朝日で放送していた「フリースタイルダンジョン」の初代モンスターとして、T-PABLOWはレギュラーになります。

 

2017年:T-PABLOWのソロデビュー作であるミニ・アルバム「Super Saiyan1 The EP」をリリースしました。

 

2018〜2020年:BAD HOPとして、またT-PABLOWとして音楽のみならず、ファッション業界・役者でも活躍を続けています。


フリースタイルダンジョンでの活躍

T-PABLOW公式ツイッターより出典

「BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」で2度の優勝経験を持つT-PABLOWは、「フリースタイルダンジョン」で初代モンスターとしても活躍しました。

T-PABLOWを「フリースタイルダンジョン」で知った方も、多いのではないでしょうか?

初代モンスターを務めていた当時のT-PABLOWは、硬派なライミングとオールドスクールなフロー・自身の経験を活かしたリリックが特徴でした。

「フリースタイルダンジョン」でのバトルでも、T-PABLOW独自の的確なリリックが冴えており、視聴者を魅了しました。

試合数:30
勝利:15
クリティカル勝利:11

やはり手堅く勝利を手にしていて、T-PABLOWの強さは感じられるのではないでしょうか?

なおチーム戦では、7勝5敗です。

ちなみにT-PABLOWは、フリースタイルダンジョン初代モンスターの中では最多バトル数でした。


T-PABLOWのファッション・タトゥー

T-PABLOW公式ツイッターより出典

母親がオシャレ好き・兄はファッションバイヤー兼アパレルブランドのオーナーというT-PABLOWは、ストリートハイブランド x 一般のストリートブランドのミックス力・モード感の演出力が抜群です。ストリートトレンドを上手くコーディネートして、さらにワンランク上のこなれたオシャレをするのが、T-PABLOWの特徴でしょう。

独自のファッションスタイルを持ち、サイズ感の合わせ方も非常に上手で、バランスの取れた統一感のファッションから、T-PABLOWはオシャレと言われています。

原宿のセレクトショップ「NUBIAN」が大好きなT-PABLOWの過去・現在の愛用ブランド一覧は、下記でご確認ください。

キャップ ・Brooklyn Nets
・Chrome Hearts
・gh00o00st
・GUCCI
・M+RC Noir
アクセサリー ・CAZAL(サングラス)
・Chrome Hearts
・GIVENCHY
・Louis Vuitton(サングラス)
・adidas
・AVIREX
・Balmain
・BreatH(BAD HOPのプロデュースするブランド)
・Cyochoi
・DONNYBROOK
・G-Star RAW
・KHANMIND
・LAST NEST(兄であるMASAのプロデュースするブランド)
・Louis Vuitton
・M+RC Noir
・ma-1(川崎の古着屋「NEW JOKE」のオリジナルブランド)
・Maison Margiela
・Marcelo Burlon
・NV CLEAR
・Nepenthes
・OFF-WHITE
・PHENOMENON
・Rick Owens
・RON BASS
・Rudo
・South2west8
・TATRAS
・TOMMY HILFIGER
・Vanity 
スニーカー ・adidas x Raf Simons
・Air Jordan 1 MID
・BALENCIAGA
・by2143
・Dior
・NIKE
・Raf Simons
・Rick Owens
・Vans
ブーツ ・Timberland
カバン ・Louis Vuitton

 

T-PABLOWは、T-PABLOWにとっては重要な意味を持つタトゥーを彫っています。現時点で把握できるT-PABLOWのタトゥーは、下記をご覧ください。

・川崎の市外局番である「044」
・鉄の心臓に札束
・Moneyと目の上に彫られた天使
・手首に紙幣を巻いたタトゥー
・自身の出身地である「Kawasaki Ikegami」
・「by 2143」というブランドから「2143」
・自身の誕生日である「1995-11-03」
・自身のCD「MOBB LIFE」のジャケットの酒瓶
・万札の薔薇
・ラッパーのZeebraに捧げる「Zeebra THE DADDY」

ただ随時タトゥーが増えているので、今後も増え続けるでしょう。


T-PABLOWの主な作品紹介

kai-you.netより出典

日本のラップシーンを牽引するカリスマラッパーなだけに、T-PABLOWには多くの人気曲や名曲があります。

T-PABLOWが誇る作品の中でも、押さえておきたい2曲をご紹介します!

日本のラップを新たな境地に飛躍させた作品:BAD HOP「Kawasaki Drift」

BAD HOPは世界でも「各国のすごいラッパー」や「注目のラッパー」として、紹介されています。
BAD HOPの登場時に最も紹介される曲が、「Kawasaki Drift」です。
言語が異なってもラップを楽しめ、かつ非常に本格的で今後の成長も期待させる曲でした。
事実、彼らは予想通りの大成功を納めていますが、衝撃を与えて「Kawasaki Drift」は間違いなく押さえておきたい作品です。 

 

T-PABLOWが途中で涙して歌えなくなった作品:2WIN「PAIN AWAY」

双子の弟YZERRと結成している2WINから発表した「PAIN AWAY」は、2人が生きてきた環境をまざまざと歌っています。
リリックからは、想像もできない程の彼らの過酷な環境が伺え、衝撃を受ける方も多いでしょう。
「PAIN AWAY」を聴いて現在のT-PABLOWとYZERRを見ると、改めて彼らにリスペクトを感じます。


まとめ:T-PABLOWをもっと知って、T-PABLOWの世界観への理解を深めよう!

音楽も俳優・実業家・ファッションアイコンなど色々な顔を持つT-PABLOW。BAD HOPとして武道館でのライブも大成功させ、T-PABLOWからは正に飛ぶ鳥の勢いを感じさせます。スター性が高く、実際にスターの階段を駆け上るT-PABLOWの今後の動向から目が離せません!

高校生ラップ選手権についてもっと知りたい方は「高校生ラップ選手権の歴代優勝者たち【第1回〜第16回】」を参考にしてください。