【高校生ラップ選手権 優勝者】G-HOPEの生い立ちと今、代表曲を知る。

BSスカパー!BAZOOKA!!!の大人気イベント、高校生RAP選手権第13回大会優勝を飾ったG-HOPE。

韻をまくし立てながら、相手を圧倒していくそのバトルスタイルには定評があり、高校生RAP選手権では「長野県最強MC」「信州ライムホリック」などの異名を取りました。

本記事では、そんなG-HOPEの、生い立ちから高校生RAP選手権優勝までの軌跡を辿っていこうと思います。また現在の、音源発表を中心とした彼の活動についても見ていきましょう 。そして、G-HOPEのファッションや代表曲なども触れ、彼の人となりにも迫っていこうと思います!

 

G-HOPEのプロフィール

kai-you.netより出典

出生名 羽生田 優希
アーティスト名 G-HOPE
出生年 1999年
身長 推定170cm前後
出身地 長野県 岡谷市

G-HOPEは1999年長野県岡谷市で生まれました。母子家庭に育ち、決して裕福ではない家庭環境で育ちました。小学生の頃から、ヒップホップを好んで聴いていました。

そんなG-HOPEの人生に転機が訪れることとなったのが、中学1年の時に聴いたZORNとの出会いでした。自身の生い立ちや日々の生活を赤裸々にラップするZORNの楽曲に感銘を受け、次第にラップの世界にのめり込むようになります。また、ZORNがバトルラッパーとしての肩書きも持っていたことにも影響され、MCバトルにも関心を持つようになります。

G-HOPEはまず、「ネットライム」と言われる、インターネット上でMCバトルを行うコミュニティでバトルラップを始め、MCバトルの素養を身に付けました。

中学卒業後、高校には進学せず、建設業などの仕事を転々としていたG-HOPEでしたが、仕事の傍ら、UMB戦極MCBATTLEなどの有名MCバトルイベントにも参加し、バトルラッパーとしての経験を着実に重ねていきます。

2017年、”フリースタイルラップの甲子園”と呼ばれた大人気MCバトルイベント、高校生RAP選手権にエントリーし、見事オーディションに合格。第11回大会トーナメントに出場しますこの出場を機に、G-HOPEは本格的にラッパーの道に進むこととなりました。


高校生RAP選手権での優勝、そして現在まで

kai-you.netより出典

G-HOPEは、高校生RAP選手権初出場となった2017年第11回大会は、準々決勝で敗退します。のちに第14回大会で優勝するHARDYを初戦で打ち負かし、準々決勝まで進むも、第12回大会優勝者Core-Boyに敗れました。次に出場した2017年第12回大会では、決勝戦まで順調に勝ち進むも、またもやCore-Boyに敗れ、準優勝。そして3度目の出場となった2018年の第13回大会で、再び決勝戦まで上り詰めたG-HOPEは、HARDYと延長までもつれ込む熾烈な戦いを繰り広げた末、優勝を飾ることとなりました。

第13回大会のこの決勝戦では、今まで語られることのなかったG-HOPEの生い立ちが明かされたことでも、話題になりました。前回第12回大会でG-HOPEがANARCHYの名曲『FATE』(恵まれない環境で育った幼少期をラップした曲)の一節を引用したことについて、HARDYが安易なサンプリングであるとディス。それに対してG-HOPEは、自分も母子家庭で育ち、恵まれない環境で育った、決して安易なサンプリングではない、と真っ向からアンサーしました。決勝戦でのこの一連の流れは、MCバトルシーンで大きな反響を生むこととなりました。

またG-HOPEは、テレビ朝日系列の大人気MCバトル番組、フリースタイルダンジョンにも二度出演し、お茶の間での知名度も獲得しました。裂固と崇勲という二人の強敵ラッパーと激闘を繰り広げたことで、MCバトルシーンでも話題となりました。

高校生RAP選手権優勝インタビューでも宣言していたように、G-HOPEは現在、音源発表を中心した活動を展開しています。2018年には、自主制作にて自身初のEP『AWAKE』をリリースしています。また、レーベル無所属アーティストながらも、とても制作ペースが早く、youtubeやsoundcloudなどの様々な媒体で、次々に楽曲を発表しております。

また、優勝インタビューの中では、MCバトルの卒業を匂わせる発言もありましたが、2019年には第16回高校生RAP選手権への再出場、2020年には戦極MCBATTLEへの出場など、MCバトルにおいても再び精力的な活動を見せ、音源のみならずバトルラッパーとしても今後の活躍が期待されています。


G-HOPEのファッション

kai-you.netより出典

高校生RAP選手権初期の頃は、現在定着しているようなキャップのスタイルとは違い、ノーキャップのスタイルが印象的でした。こちらは第12回高校生RAP選手権での一枚で、スケーターブランドのSUPRAのトップスをメインとしたコーデをしています。

こちらは、第16回高校生RAP選手権のエントリー動画です。トラップアーティストが着用し流行したミリタリーテイストのベストや、ヒップホップシーンのみならずK-POPシーンまでも流行を見せたNIKEのヘアバンドを着用するなど、流行の最先端を行くコーデをしています。


G-HOPEの代表曲

NOW

こちらは、2017年に高校RAP選手権に初出場したのちに同年2017年にリリースされた曲です。フック部分では歌うなどして、彼のアグレッシブなバトルスタイルからはかけ離れた、キャッチーな曲となっています。彼の生い立ちから、ラッパーとして活動していく上での苦悩、そしてのちに高校生RAP選手権で優勝を飾ることとなった彼の意気込みをラップした曲です。

 

神様の言う通り

2018年リリースEP『AWAKE』からの一曲です。元はG-HOPE単独の楽曲でしたが、MCバトルで数回対戦経験のある戦友、裂固を客演で迎え、remixとしてEPに収録されました。普段は交遊関係のある彼らですが、楽曲上でも、MCバトルの時のように互いのスキルをぶつけ合っており、必聴です。

 

End of The F***ing World


2019年発表のこの楽曲は、コメント欄で「G-HOPEは音源のラッパー」といった旨のコメントが多数寄せられるなど、バトルラッパー時代からG-HOPEを見てきたリスナー達が高い評価を示した曲です。


以上、G-HOPEの生い立ちから、高校生RAP選手権での優勝までの道を辿ってきました。

現在は、楽曲発表やライブ活動などを中心に活動する傍ら、MCバトルにも積極的に参加しているG-HOPE。

G-HOPEは今後、どのような活躍を繰り広げていくのでしょうか。今後も目が離せません!

高校生ラップ選手権についてもっと知りたい方は「高校生ラップ選手権の歴代優勝者たち【第1回〜第16回】」を参考にしてください。