9for 生い立ちから人気ラッパーになるまでの道のり。

2017年4月に開催された、第11回「高校生ラップ選手権」に初出場し怒涛の初優勝を成し遂げた9for。

若手の中でも、多くの注目を集めるラッパーです。

MCバトルだけではなく、楽曲制作も精力的に活動しており、次世代のHIPHOP界を担う1人であることは間違いありません。

今回は、そんな9forの生い立ちから成功までの道のりをご紹介します!

 

9forのプロフィール

barks.jpより出典

出生名 柴田 直樹
アーティスト名 9for(ナインフォー)
生年月日 1998年10月5日
身長 169cm
生誕地 神奈川県 横浜市
出身地 神奈川県 横浜市


9forの生い立ちから人気ラッパーになるまで

9forは1998年10月5日に、神奈川県横浜市で生まれました。多くの人気ラッパーを輩出する横浜市ですが、9forがHIPHOPに没頭し始めたのは高校生になってからです。高校1年生の時に編入してきた友人から、D.Oの「悪党の詩」を勧められます。D.Oは東京都練馬区出身の、人気ギャングスタラッパーです。D.Oの独特なラップを聴いた9forは、徐々にHIPHOPの世界へ引き込まれていきます。「なぜ悪いことを歌うのか」「YouTubeにアップして警察からマークされないのか」など、そんなことを思いながらHIPHOPミュージックを聴き漁りました。

そんな中、9forはMC☆ニガリa.k.a赤い稲妻の存在を知ります。MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻について、「見た目とのギャップが凄い。人を惹きつける魅力がある」と感じた9forは、MCバトルに強い興味を持つのです。MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻は、「高校生ラップ選手権」第6回・第7回を2連覇した強者。多くの若い世代へ、MCバトルの魅力を伝えた立役者です。その後、9forはMCバトルの特訓を開始。第9回「高校生ラップ選手権」へ応募しますが、9forはオーディションの時点で落とされてしまいました。しかしめげることなく、戦極MCBATTLEなどのコンテストへ出場し、多くのキャリアを積んでいきます。そして高校3年生になった9forは、ラストチャンスとなった第11回「高校生ラップ選手権」へ応募。当時オーディションを担当していたKEN THE 390から「トンチの効いたアンサーが凄い」とお墨付きを得て、見事オーディションを勝ち抜き本選へ初出場します。他のラッパーたちより圧倒的な実力を見せつけ、見事優勝を勝ち取りました。

高校を卒業した9forは、東京にある日本大学へ進学。大学進学後もラップに力を入れ、積極的に活動します。2017年に渋谷O-EASTで開催された「U-22 MC BATTLE」では、総勢48名によるトーナメントを順々に勝ち抜き決勝へ進出。「高校生ラップ選手権」でも闘ったことがある強敵ミメイと当たりますが、接戦の末優勝を勝ち取ります。なお「U-22 MC BATTLE」の模様はニコニコ生放送で生中継され、なんと全国で1万5,000人が視聴。9forの知名度はさらに広がりました。また「大学対抗MCバトル」では日本大学代表として闘い、初代王者に輝きます。圧倒的な実力と知名度を手に入れた9forは、テレビ朝日・AbemaTVで放送される「フリースタイルダンジョン」3rd season Rec5に、TEAM 戦極U-22選抜としてAmateras、Luizと共に出場。その後も「フリースタイルダンジョン」へコンスタントに出場し、4th season Rec5では裂固と崇勲を打ち破り賞金20万円を手に入れました。

また9forはMCバトルだけではなく、楽曲制作も精力的に行っています。2019年6月に、客演にT-swaggを迎えたシングル「Do it」をリリース。2020年4月にはOddy lozyとタッグを組み、EP「oxide」をリリース。そして2020年10月、ファーストアルバム「LAB in GARAGE」をリリースしました。9forは若手ラッパーの中で、今最も注目されている1人といっても過言ではありません。


9forのバトル戦績

 

この投稿をInstagramで見る

 

9for(@pbkn_naoking1216)がシェアした投稿


 

この投稿をInstagramで見る

 

9for(@pbkn_naoking1216)がシェアした投稿


9forの人気が高い理由の1つに、MCバトルの圧倒的なパフォーマンスがあります。ライム・フロウ・アンサー・バイブス、それぞれが高い能力を持つラッパーです。「9forといえばMCバトル」というイメージがあるかたも多いでしょう。

ここでは、これまで9forが闘ってきたMCバトルの戦績をまとめます。

「高校生ラップ選手権」
・第11回高校生ラップ選手権:優勝
・第16回高校生ラップ選手権:ベスト8

「フリースタイルダンジョン」
・3rd season Rec5:TEAM 戦極U-22選抜(Amateras、Luiz、9for)として出場
・3rd season Rec7:TEAM 戦極ライマーズ(MC KUREI、SAM、9for)として出場
・4th season Rec5:vs裂固/勝、vs崇勲/勝
・5th season Rec5:vs裂固/勝、FORK/敗
・5th season Rec8:FORK/敗

「戦極MCBATTLE」
・第15章:ベスト64
・第16章:ベスト64
・第17章:ベスト8
・第18章:ベスト32
・第20章:ベスト48
・第21章:ベスト48

「SPOTLIGHT」
・2017:ベスト32
・2018:ベスト32
・2019:ベスト32

「U-22 MC BATTLE」
・2017第1次予選:優勝
・2017本選:優勝
・2019第3次予選:優勝

「ULTIMATE MC BATTLE」
・CHOICE IS YOURS 2018:べスト32

「LIGALIZE MC BATTLE」
・2020 Stage-1:準優勝
・2020 Stage-2 REVENGE:優勝


9forのファッション



9forは、ファッション面でも評価が高いラッパーです。

基本的にはパーカーやロンTなどの、ストリート系の洋服を着てメディアに出ています。またadidasやNIKE等のスポーツブランドも多く着用。インスタグラムには、NIKEエアーマックスの写真も掲載しています。

またニューエラのキャップや、POLOのTシャツも愛用。9forがメディア出演の際、とくに着用しているのが「observer」というブランドです。9forが実際に着用していたアイテムと、まったく同じモデルも販売されています。


9forの代表曲

Do it

9forの代表曲として有名な「Do it」。キャッチーな構成で、9forの高速ラップとエレクトロサウンドが絶妙に交じり合った楽曲です。バックで流れる管楽器とクラップサウンドには、思わずノッてしまいます。

 

BOUSOU

激しさと攻撃的なラップが特徴の「BOUSOU」。MCバトルで培った力強さが、まさに表れた楽曲といっても過言ではないでしょう。

 

Test tube

客演にT-STONEを迎えた、「Test tube」。高速ラップと怪しげなエレクトロサウンドは、なんとも中毒性があります。ヘビロテ必須の楽曲です。


いかがだったでしょうか。

ここまで積極的にMCバトルに参加する熱量をキープし、なおかつ会場を沸かし続けてきた9for。まさに次世代を担う若手ラッパーであることは、間違いありません。誰にも真似できないような即興リリックや高速ラップは、日本では稀です。9forの快進撃は、まだまだ始まったばかりです。

高校生ラップ選手権についてもっと知りたい方は「高校生ラップ選手権の歴代優勝者たち【第1回〜第16回】」を参考にしてください。