NORIKIYOの成功までと、結婚・元嫁のこと、ファッションのこと

神奈川県相模原市を中心に活動するHIPHOPグループ、SD JUNKSTAのリーダーを務めるNORIKIYO。多くの著名アーティストともコラボしており、これまで数々のヒット作と生み出してきました。

2007年には日本語ラップWEBマガジンCOMPASSにて、年間最優秀アルバムに選出されるなど、日本のHIPHOP界を盛り上げてきた立役者です。

今回は、そんなNORIKIYOの生い立ちから成功までの道のり、ちょっと気になる結婚・元嫁、娘さんのこと、ファッションなどをご紹介します!

NORIKIYOのプロフィール

norikiyo.bizより出典

出生名 上野 きよのり
アーティスト名 NORIKIYO(ノリキヨ)
生年月日 1979年12月12日
身長 167cm
生誕地 神奈川県 相模原市
出身地 神奈川県 相模原市
レーベル 諭吉レコーズ

NORIKIYOの生い立ちから人気ラッパーになるまで

natalie.muより出典

NORIKIYOは1979年12月12日に、神奈川県相模原市で生まれました。少年時代から仲間たちと遊ぶことが好きだったNORIKIYOは、中学生の時にスケボーにハマります。そこでふと目にしたスケボーの動画で、DE LA SOUL(デ・ラ・ソウル)の曲が使われており、初めてHIPHOPと出会うのです。DE LA SOULはアメリカのHIPHOPグループで、2006年にはグラミー賞を受賞しています。高校生になりどんどんHIPHOPの世界へ没頭していったNORIKIYOは、ダンサーの友人からダンスを習ったり、弟に「DJをすれば女にモテる」といってターンテーブルも巧みに入手。DJに興味をもったきっかけは、1992年にアメリカで製作された映画「Juice」を見たからだそうです。「Juice」はラップミュージックにのせて描く青春バイオレンス映画で、ビショップ役としてHIPHOP界のレジェンド2Pacが出演していました。

そして1999年に地元の仲間たちと、HIPHOPグループSD JUNKSTAを結成しリーダーを務めます。当時はNORIKIYO名義ではなくK-NERO名義で、トラックメイカーと参加。メンバーはNORIKIYO、Bron-K、TKC、KYN、WAX、OJIBAH、SITE、DJ Deflo、自主制作でCDを3枚リリースします。自主制作されたCDは、2020年になった現在でも人気です。中古市場では、定価3倍以上の値段で取引されています。

2005年には、人気ラッパーSEEDAとDJ ISSOのMIXCD「CONCRETE GREEN」に参加し人気が上昇。続けて、SEEDAの「花と雨」にも参加し、話題のアーティストの地位を築きます。2007年にはSEEDAの「街風」にも参加し、この時点からNORIKIYO名義として活動。同年、自身初となる1stソロアルバム「EXIT」をリリースします。「EXIT」は業界からも評価が高く、HIPHOP専門誌THE SOURCEによる「BEST OF JAPANESE RAP 2007」では第3位、日本語ラップWEBマガジンCOMPASSでは年間最優秀アルバムに選ばれました。

圧倒的な人気を獲得したNORIKIYOは、2008年にMIXCDであるDJ ISSO PRESENTS「RE ROLLED UP 28 BLUNTS」を限定4500枚でリリースし即時完売。同年夏には、BACHLOGICフルプロデュースによる2ndアルバム「OUTLET BLUES」リリースします。そして2009年、出演者を投票で決める「PEOPLE’S CHOICE」に選ばれ、「B BOY PARK 2009」に出演。その後、数々の客演をこなしながら活動し、2011年6月3rdアルバム「メランコリック現代 」をリリース。満を持してリリースされた「メランコリック現代」が、インディーズながらオリコンデイリーチャート総合にて、16位を記録する快挙を成し遂げます。

2011年には、「言い訳」「Dreamin’ ~SINCE 95’~」「ありがとう、さようなら」をリリースし、CD・マガジン・服などを扱うSHOP「RIVAXIDE」をオーナーとして開店。2012年にはミニアルバム「BOOTLEG LOOT」をリリースし、2013年にこれまでのシングルをまとめたEP「断片集」をリリース。そして同年12月から2014年12月の間において、4thアルバム「花水木」、5thアルバム「雲と泥と手」、6thアルバム「如雨露」をリリースさせます。1年の間においてアルバムを3枚リリースさせるという快挙は、HIPHOP界でも話題となりました。

その後もNORIKIYOの勢いは止まらず、2015年に神奈川のアーティストたちとコラボしたアルバム「実験的断片集」、2017年に7thアルバム「Bouquet」、2018年に8thアルバム「馬鹿と鋏と」をリリースします。そして2019年1月には作品集「O.S.D. 」、同年3月には9thアルバム「平成エクスプレス」をリリース。常に精力的な活動を続け、多くのヒット作を生み出してきたNORIKIYO。間違いなく、日本を代表するHIPHOPアーティストです。


NORIKIYOの結婚・元嫁、娘さんのこと

実はNORIKIYOは過去に結婚しており、娘さんが生まれてから離婚していました。詳細は公表していませんが、離婚してから元嫁と娘を思って書き上げたのが「枯れない花束」です。「これから子供の誕生日を祝うことが出来ないかもしれない」という不安の中作曲し、「アルバムの15曲が花束を束ねるように見立てた」とコメントしています。

現在は定期的に娘さんとも会うことができており、ラップをする父親の背中を見せてあげれているようです。


NORIKIYOのファッション

flyer.zakaigallery.jpより出典

NORIKIYOの独創的でカッコ良いファッションセンスも有名です。NORIKIYOがオーナーを務めていた「RIVAXIDE」と、SD JUNKSTAのオフィシャルサイト「ZAKAI」がタッグを組み、東京都町田市に「ZAKAI Headquarters」をオープン。愛用するファッションだけではなく、スプレーやマーカー、CD、マガジンなど、まさにNORIKIYOのセンスが詰まったお店です。

またNORIKIYOといえば、眼鏡やサングラスも特徴的なアーティスト。NORIKIYOのInstagramによると、購入しているのは「9FIVE EYEWEAR」というブランドです。アメリカサンディエゴで誕生し完全ハンドメイドで作り上げられ、HIPHOPアーティストやスケーター、ダンサー、アスリートなど世界中のアーティストに愛用されています。日本からも「9FIVE EYEWEAR JAPAN」より購入可能となっています。


NORIKIYOの代表曲

枯れない花束

7thアルバム「Bouquet」に収録されている「枯れない花束」。元妻と娘を思って書き上げた楽曲で、当時の心情のままラップをしています。「離婚になってしまったことは戻らないが娘にはラップをしている父親の背中を見せたい」というメッセージが伝わってくる楽曲です。

 

俺達の唄 feat.MACCHO

9thアルバム「平成エクスプレス」に収録されており、NORIKIYOの中でもとくに人気が高い「俺達の唄 feat.MACCHO」。2020年11月の時点では、YouTubeにて公開されたMVは360万回再生を記録しています。スローで幻想的な今作は、間違いなくNORIKIYOの代表曲です。


いかがだったでしょうか。

常に精力的に楽曲を生み出し、HIPHOPに対して真摯に向き合ってきたNORIKIYO。曲を書き上げるエネルギーは計り知れず、若い世代からは憧れの対象です。これからも、日本のHIPHOP界を引っ張っていくことは間違いないでしょう。

日本人ラッパーについてもっと知りたい方は「押さえておきたい日本人ラッパー20選【2020年最新版】」を参考にしてください。