KOHH徹底解剖! 引退、子供、タトゥーなどの疑問にもお答えします!

皆さんはKOHHと聞いて何を思い浮かべますか? 

KOHHは人々を驚愕させる楽曲制作に、宇多田ヒカルさんとの共演、突然の引退宣言とその話題には困らないラッパーです。しかし、実力は間違いなく今の日本語ラップシーンにおいてもトップクラスでしょう。

では、そんなKOHHがいかにして今の地位を築き上げたのか、結局、引退はしたのかどうかなど気になることはたくさんあると思います。

この記事ではそういったことも含め、KOHHの生い立ちと、引退、子供、タトゥーといった疑問についてを解説していきます。

KOHHのプロフィール 

belongmedia.netより出典

出生名 千葉雄喜
アーティスト名 KOHH
生年月日 1990年4月22日(33歳)
身長 176cm
生誕地 東京都北区王子
出身地 東京都北区王子
レーベル GUN SMITH PRODUCTION

生い立ちからラッパーとしての成功まで 

KOHHこと千葉雄喜は、1990年、東京都北区王子に韓国人の父と日本人の母の元に生まれました。家庭環境が複雑で、幼少時のころに父親が自殺。母親もそのことが原因によって精神的に病んでしまい、KOHHは祖母に育てられました。そのことから本人はおばあちゃん子であると公言しています。また、KOHHには異父弟が1人います。生活環境は極貧であり、苦しい幼少時代を過ごします。

はじめて日本語ラップと出会ったのは小学4年生のときのことでした。レジェンドグループであるキングギドラを聴き、ラップってかっこいいなと思ったそうです。しかし、聴き進めていくうちに日本人のラッパーはダサいと思うようになり、日本語ラップとは距離を置きます。ここで、KOHHはダサいなら俺が自分のやり方でかっこよくやればいいとラッパーになることを夢にしました。

その後も、苦しい日々を過ごしていたKOHHですが、18歳のときに転機が訪れます。音楽プロデューサーの理貴と共通の友人を通して、コンタクトをとり一緒にレコーディングをしたのです。こうして音源を作ったKOHHはそれをインターネット上で、無料ミックステープとして公開します。ある日、そのミックステープの反応を見るためにSNSにログインしていたとき、見つけたのが現在の所属事務所代表318(高橋良)との出会いです。最初は、地元だしとりあえずぐらいの感覚で、KOHHの才能にも全く気が付かなかった318ですが、毎回スタジオ料を持って一生懸命に練習をするKOHHの熱意にほだされて、レコーディングを手伝うようになります。318のアドバイスを得たKOHHは見る見るうちにラッパーとして開花していくのです。

2014年には、待望のアルバムとして「MONOCHROME」をリリース。翌年には本来のファーストアルバムであった「梔子」を同じくリリースします。KOHHがブレイクするきっかけとなったのはこの梔子に収録されている「JUNJI TAKADA」です。タレント高田純次さんから着想を得て、わずか30分で作り上げたというこの楽曲は、誰も思いつかないようなタイトルにリリック、そしてKOHHの脱力的なラップが合わさって見事、高評価を得て数々のアワードを獲得します。ここからブレイクするようになり、海外のアーティストや宇多田ヒカルさんともコラボをします。そして、2019年には5枚目のアルバムをリリースするほどアーティストへと昇りつめたのです。


KOHHについての様々な疑問

KOHHは引退している? 

KOHHで検索をして、一番上のサジェストにくるのは引退です。いったい、なぜこのようなことになっているのでしょうか。KOHHが引退宣言をしたのは事実です。2020年の1月におこなわれたライブKOHH Live in Concertで同年にリリースされる最終アルバム「Worst」をもってラッパーとしての活動を終了することを発表しました。なので、多くの人はKOHHは引退する、もしくは引退したものだと思っています。しかし、実際には違います。2020年に起きた新型コロナウイルスの大流行もあり、緊急事態宣言が発令されていた同年3月に、コラボをしたことある宇多田ヒカルさんのネット番組に出演したKOHHは、曲自体はいまだに作っている、アルバムは出したくなったら出す、音楽活動はやめなさそうと明言したのです。まだまだ、ヘッズをワクワクさせてくれることでしょう。

 

宮崎彩菜さんと結婚している?子供はいるの?

2018年1月に宮崎彩菜さんのインスタグラムに投稿された1本の動画から、KOHHと宮崎さんが交際していることが明らかになりました。その後、2019年2月のインタビューで、KOHHは自分が最近父親になったということを明かしており、子供がいることを公言しています。しかし、この子供の母親が宮崎さんかどうかは明らかになっていません。また、宮崎さんもKOHHと同じく韓国人と日本人のハーフです。

 

KOHHのファッションは?タトゥーはどうなの?

gqjapan.jpより出典

hypebeast.comより出典

KOHHといえば、やはりそのファッションセンスとタトゥーは語る上では欠かせません。KOHHのファッションは、楽曲と同じくかなり独特であり、これは買った服をそのまま着ることはなく、自己流にアレンジして着ているためだとされています。愛用ブランドとしては、FACATASMにTHREESIX 9INEさらには、MAISON MARGIELAといったブランドが挙げられます。

タトゥーとしては、レオナルドダヴィンチではなく、マルセルデュシャンの描いたモナリザを首元に入れています。デュシャンのモナリザには、若い世代からの反抗というメッセージ性が込められているので、きっとKOHHも分かった上で彫っているでしょう。そして、左手には、マッドサイエンティストとして有名なニコラ・テスラをドキュメンタリーを見て面白かったから、右手には打ち出の小槌を大金持ちになりたいからという理由で入れています。そして両腕には自身のラッパー名であり、父親の名前でもあるKOHHの文字を入れるなど、全身くまなくタトゥーを彫っています。


KOHHの代表曲

TAKADA JUNJI 

 

ファーストアルバムに収録されている楽曲であり、自身のブレイク作。適当な感じをタレントの高田純次さんに見立ててラップをしています。

 

忘却 宇多田ヒカルfeat.KOHH

宇多田ヒカルさんがKOHHの大ファンであったことから実現したコラボレーション。宇多田さん本人が、自分が作った楽曲のなかでは3本の指に入るレベルで好きと公言しているほどの曲です。

 

貧乏なんて気にしない

KOHHらしいゆったりとしたリズムに、幸せについて考えさせられるリリックを乗せた楽曲。「貧乏なんて気にしない」というフレーズが強烈なインパクトを残します。


今回は、KOHHについて、彼の詳しい生い立ちから代表曲までを解説してきました。いかがだったでしょうか。

複雑な家庭事情をもろともせずに常に反抗、成り上がりを目指してきたKOHHのサクセスストーリーを分かってもらえてでしょうか。

分かった方もそうではない方も今一度KOHHの楽曲を聴いてみると良いでしょう。新しい発見がありますよ。

日本人ラッパーについてもっと知りたい方は「押さえておきたい日本人ラッパー20選【2020年最新版】」を参考にしてください。